※本ページの情報は2023年1月6日時点のものです。最新の配信状況は各VODサービスにてご確認ください。
- 2022年9月16日に劇場公開。
- 監督
荻上直子
- 出演・キャスト
松山ケンイチ、ムロツヨシ
満島ひかり、江口のりこ
薬師丸ひろ子、吉岡秀隆
- 原作は荻上直子による小説『川っぺりムコリッタ』


映画『川っぺりムコリッタ』はどこで見れるのか、主要なVODサービスの配信状況をまとめました。
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作品名 |
配信状況 |
川っぺりムコリッタ
配信期限:2023年2月2日 |
レンタル |
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この記事は2023年1月6日時点の情報となります。配信が終了している可能性がございますので、FODオフィシャルサイトにて、必ず最新の情報をご確認ください。
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作品名 |
配信状況 |
川っぺりムコリッタ |
レンタル開始日:2023年02月03日 |
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口コミ・感想
かもめ食堂が好きで、かもめ食堂の監督が撮った作品ということで楽しみに見に行きました。期待通りの内容で、作品のストーリー自体は何ということないのですが、家族でもない同じアパートの住人同士が何をするでもなく、ただひたすら美味しいご飯をみんなで食べたり、とりとめもないお喋りをしたり、そんなよくある日常の風景を豪華な俳優さんたちが表現しています。現代はスマートフォンやSNSの普及もあってか面と向かってのコミュニケーションが以前に比べると減ってしまった気がします。コロナ禍になってからはなおさらです。それそれで時代の流れですが、昔でいうところの井戸端会議も大事だなと思わせてくれるような心温まる作品でした。
観た後に絶対、白米のご飯を食べたくなるはずです。食べることは、人には重要だと凄く感じました。本編で3分の1以上が食事シーンです。感情がいっぱい表現されて泣いたり、笑ったり、そして、食べたり、呑んだり。
人生の中で外せないものです。見どころは、松山ケンイチが、しゃもじ片手にご飯の炊き上がりを待って、お米の匂いをいっぱいに吸い込んでるシーンです。とても良かったです。誰かと食べるごはんは、美味しいはずです。映像が、全体的にあたたかな色味で、アクセントに南さんの洋服や公衆電話等に赤を使ってるのは素敵でした。観た後にご飯を食べながら、皆んな生きてるなあと感じました。これからは少し食べることを大事にして、みようと思いました。
タイトルの「ムコリッタ(牟呼栗多)」は、時間の単位のひとつ(1/30日=48分)を表す仏教用語ということを知り、とても興味深く観させていただきました。そして、このタイトルが言いたいことは、ささやかな幸せは、ごく普通に日常の中にあるということを教えてくれていて、含蓄の深い内容に唸ってしまいました。確かに人間は、幸せというものを外に求めがちです。希望や夢などと言って、その希望や夢に至らなければ幸せではないというような考え方が多いのですが、実は100%日常の中に幸せがあると私は思います。頑張らなくても良いし、人と競わなくてもいいんです。ただ生きているだけでこの世の中は幸せの宝庫なのですね。そのことを改めて教えてもらった気がします。だから、シンプルに生きることが一番ベストなのでしょう。川沿いのそばに生きるギリギリの状況でありながら、「ささやかな幸せ」見つけて生きることの素晴らしさに感動しました。
前評判とか聞いている感じだと、実際に主演の松山ケンイチさんも田舎で農業やりながら暮らしているように、そういう感じの田舎でほのぼの農業ライフみたいなお話になるのかなって思っていましたが、一見見た目は前科者の青年が農業をやって、近所の人たちとのんびり暮らしていく日常に見えて、結構人の死について考えたりと、生と死とか命とか、かなりメッセージ性があった映画だったと思います。さらには主人公だけじゃなくて、近所に住む人たちもみんなそれぞれが、それぞれの事情を抱えて生きているので、みんなお金が無くて食事もすごく質素なものだったけれども、白いご飯と漬物、こういう当たり前のものが食べられることこそ幸せなんだって思えることが素敵でした。
食べることは生きること、そんな当たり前だけどついありがたみを忘れてしまう事実を実感できる作品でした。この作品に出てくる食べ物はどちらかというと庶民的な感じですが、だからこそ親しみを感じられますし主人公の食べ方から美味しさがひしひしと伝わってきました。主人公を演じている松山ケンイチの自然体な演技も、今回の素朴な役柄にかなり合っていたと思います。映像もストーリーも地味なのですが、あたたかい気持ちになれる作品なのは間違いありません。特にセリフに関しては、自分を肯定してくれるような優しいセリフが多くてたまに泣きそうになりました。当たり前の日常と自分の周りにいる人たちに改めて感謝を伝えたくなるような作品です。
孤独な、暗くて人になかなか言えないような過去を抱えた人たちが集う場所がハイツムコリッタなのです。山田の部屋に風呂を借りに来て、次第に仲良くなっていく島田にも子供に関する過去があることが途中まで語られますが、登場してからの島田の明るい様子にどこか影を感じていたので納得でした。山田はそういう影を見つける能力があるのかも、と思いました。それで、南のことにも興味を示したのかもしれません。その南が抱える問題ははっきりしなくて、当の南本人から語られなかったけど、娘が宇宙と交信しているシーンに何かそういう雰囲気を感じました。一番印象的なのはすき焼きをみんなで食べるシーンで、皆で食事をすることは、家族が毎日そうしているように、何かの絆が育まれるための行動なのかな、と思いました。