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- 2020年6月に劇場公開。
- 監督
大島新
- 政治家「小川淳也」を17年にわたり追いかけたドキュメンタリー映画。
映画『なぜ君は総理大臣になれないのか』はどこで見れるのか、主要なVODサービスの配信状況をまとめました。
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作品名 |
配信状況 |
なぜ君は総理大臣になれないのか |
レンタル |
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口コミ・感想
タイトルに魅せられて観ました。衆議院議員で立憲民主党の小川純也の、初出馬から現在までの17年を、丹念に追いかけたドキュメンタリー映画は秀逸でした。ただし、私も数々の議員と親しくしておりますので、彼だけが一生懸命で、抜きん出ているとは思わないのですが、この人物を取り上げたことによって、日本の政治家の中にも、極めて真摯に政治に取り組む人がいるという実例としては、観る人に感動を与えると思いました。民主党から出馬し、民主党の政権奪取から解体、第二次安倍政権の長期化の中で、悶々と悩んだ姿をあからさまに表現しているところは共感できました。見どころは、小川が希望の党に移って臨んだ衆院選です。その時の心の中の戦いは、いかばかりかと案ずるものです。現在は立憲民主党ですが、彼がどうして本流の中で実力が発揮されないのか、単なる宿命論では表現できないものがあります。とはいえ、彼のドキュメンタリーは観る人にとって、政治を考え直し、一生懸命な政治家を応援するきっかけになるような気がする、素晴らしい作品だと思いました。
政治家の小川淳也さんにスポットを当てたドキュメンタリー映画なのですが17年にもわたる取材の成果が存分に表現されているのでかなりのボリュームがありました。まず時は2003年、初出馬した時から小川さんの政治物語はスタートするので、彼の人となりなどいろいろなことが見えて来るので政治に疎い人にはとても興味深い映画ではないでしょうか。自分は政治に関しては、わからないこともあるのでこの映画を見てすごく政治に対しての背景などがわかり楽しめました。歳を重ねるごとにこの映画を見ての感じ方は変わって来るような気がします。監督を大島新さんが担当しているのですごく映像に臨場感があって見応えがあります。政治に関心がある人ならかなり楽しめる映画です。
久々に骨太のドキュメンタリーを見られて心強く感じ、感動しました。個人的に小川淳也議員は国会でも注目して見ている議員なので、議員としてよりも人間としての思いや考えが滲み出るインタビューの連続に真に迫るものを感じました。作りもののホラーやサスペンスよりも、ある意味手に汗を握るような思いがしました。1年2年の期間でなく、私の常識では考えられないほど長期間追い続けたドキュメンタリーであり、制作側の本気度がうかがえます。小川議員にスポットをあてた作品ではありますが、見ているこちら側は常に日本社会における民主主義とはなんであろうかと問題を投げつけられます。自分としては、結局大企業の出世競争とそんなに変わらないように思えてしまいます。小川議員の苦悩がとても共感でき、また自分の国の現状に胸が痛くなりました。
本作「なぜ君は総理大臣になれないのか」は衆議院議員である小川淳也の姿を監督の大島新が2003年からの17年間という長い年月をかけて取材した内容をまとめたドキュメンタリー作品となっております。小川淳也という政治家を通して、現代の政治が抱える問題や政治に潜む闇が描かれており、現代の日本の政治を信用できないという方にぜひ見てもらいたい作品となっております。決して、小川淳也という政治家を綺麗に描き、イメージアップを図ろうと企画された映画では無いため、様々な困難とぶつかっていく姿もありのまま描かれているわけですが、こんな真摯な姿勢を持った政治家が日本にいるんだなと驚かされると同時にこの国の未来について少し希望を貰えるようなそんな熱いドキュメンタリー作品となっております。
小川淳也というある一人の議員に密着したドキュメンタリーということで、政治的な難しい内容ばかりではなく、努力をする一人の人間とそれを支える家族たちのドキュメンタリー作品としても面白かったです。特に家族からのサポートに関しては、なんてあたたかい家族なんだろうと心の底から感心しましたし、それだけ小川淳也が真摯に政治に向き合って国民たちのために行動しているということなんだろうと思いました。自分にとって選挙というのは何となく指示している政党に投票するという意識だったのですが、この映画を見た後は、本当に頑張っている議員を応援するために必要なものなんだと認識が改まりました。そして本当に国民のために努力している人に政治を動かしてほしいなと思いました。
大島新監督によるドキュメンタリー映画です。衆議院議員の小川淳也さんの政治活動を記録したものになっています。大島新さんというと、やはりどうしても父親である大島渚さんのことを考えてしまいますが、ドキュメンタリー作家として、しっかりとしたご自分の世界を作られました。とはいえ、政治を題材にした作品でもあり、単純に楽しめるエンターテイメント作品ではありません。政治にはどうしても思想信条が関係してくるからです。外国の方のほうが、この作品については正当な評価を下せそうな気もします。とはいえ、現代日本の政治シーンを取り上げた本作。一見の価値はあります。日本において政治家になるとはどういうことか。その家族にはどういったことが起こるのか。