※本ページの情報は2024年7月2日時点のものです。最新の配信状況は各VODサービスにてご確認ください。
- 2010年5月に映画『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』が劇場公開。
- 監督
錦織良成 - 出演・キャスト
中井貴一、高島礼子
本仮屋ユイカ、三浦貴大
奈良岡朋子、宮崎美子 - 2011年12月に映画『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』が劇場公開。
- 監督
蔵方政俊 - 出演・キャスト
三浦友和、余貴美子
小池栄子、中尾明慶
吉行和子、塚本高史 - 2018年11月に映画『かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発』が劇場公開。
- 監督
吉田康弘 - 出演・キャスト
有村架純、國村隼
桜庭ななみ、歸山竜成
木下ほうか、筒井真理子
映画『RAILWAYS』シリーズはどこで見れるのか、主要なVODサービスの配信状況をまとめました。
目次
U-NEXT(ユーネクスト)で配信中の作品
作品名 | 配信状況 |
RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語 | ○ |
RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ | ○ |
かぞくいろ -RAILWAYS わたしたちの出発- | ○ |
U-NEXTは初回31日間無料に加えて600円分のポイントも付いてくる!それを使って漫画やレンタル作品を実質無料で見ることも。
映画・ドラマの見放題。新作もレンタルで素早く配信。さらに180誌以上の雑誌も読み放題。
毎月1,200円分のポイントが付与されるので月額の実質価格はとってもお得!
※ポイントはレンタル作品や電子書籍などに使えます。
※1,500~1,800ポイントで映画館チケットへ交換可能!※対象映画館一覧はこちら ※利用する映画館で必要ポイントは変わります。
不足分をチャージ(1pt=1円)すれば現在上映中の作品もお得に見れる!初回特典の600ポイント+不足分ポイントチャージ。実質600円引きで映画館で見れる!
そしてU-NEXTはダブルスコアをつけて2018年2月の調査開始時よりずっと「見放題作品数No.1」!
さらに2023年7月にParavi(パラビ)と統合。TBSやテレビ東京の番組に強くなってますますパワーアップ!
本ページの情報は2024年7月2日時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
Hulu(フールー)で配信中の作品
作品名 | 配信状況 |
RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語 | ○ |
RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ | ○ |
かぞくいろ -RAILWAYS わたしたちの出発- | ○ |
日テレ系ドラマ、バラエティに強いのはHulu!
見逃し配信、Hulu独占ドラマ「Huluオリジナル」も注目。
配信本数14万本を突破!
視聴機器も多彩に用意。パソコンにスマホ(iPhone, Android)にタブレット(iPad)。Fire TV、AppleTVなど他にも多数対応。ゲーム機ならPS4にPS5。そしてHuluはなんとニンテンドースイッチでも見れる!
支払い方法はクレカにPayPay、LINE Pay、キャリア決済など様々な手段が用意されています。
Hulu公式ページはここから
※Huluに無料体験期間はありません。
Huluを始めるならディズニープラスとのセットプランもお勧め!
ディズニープラスはディズニー作品だけじゃない!ピクサー、マーベル、スター・ウォーズ、ナショナルジオグラフィック、スターなど多数の作品をラインナップ。Huluと相互に作品を補完しあって充実の動画生活を楽しめます。
ディズニープラスとHuluのセットプランは、スタンダードセットプランとプレミアムセットプランの2つからチョイス可能!
スタンダードセットプランは月額1490円でFullHD画質&2台同時視聴、プレミアムセットプランは月額1740円で4K動画&4台同時視聴を楽しめちゃう!
単体プランだとHulu月額1026円、ディズニープラス スタンダード月額990円、プレミアム月額1320円。これらを単純に足し算すると、スタンダードセットなら2016円、プレミアムセットなら2346円かかっちゃう計算に。でもセットプランならその差額がそれぞれ526円と606円もお得になるんです!
2つのサービスを一緒に契約して、お得に動画ライフを満喫しちゃいましょう!
Hulu Disney+ セットプラン
※Huluとディズニープラスのセットプランに無料期間はありません。
※また、ディズニープラス単体のサービスにも無料期間はありません。
Amazon プライム・ビデオで配信中の作品
作品名 | 配信状況 |
RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語 | オプションチャンネル |
RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ | オプションチャンネル |
かぞくいろ -RAILWAYS わたしたちの出発- | オプションチャンネル |
Amazonプライム会員ならたくさんの映画も見放題!
配達に便利なのはもちろん「Prime Reading(電子書籍の無料本)」「Prime Music(音楽の無料視聴)」「Amazon Photos(写真の無料アップロード)」などプライム会員ならではの特典が盛りだくさん!
初回30日間無料で試せる!
Leminoで配信中の作品
作品名 | 配信状況 |
RAILWAYS〜49歳で電車の運転士になった男の物語〜 | ○ |
RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ | ○ |
かぞくいろ -RAILWAYS わたしたちの出発- | ○ |
dTVがパワーアップしてLemino(レミノ)にリニューアル!
国内、海外の映画、ドラマ、アニメに加えて音楽ライブやLeminoオリジナル作品、人気の韓流ドラマなど豊富な作品がラインナップ。
初めてLeminoに登録する方は初月無料!
既にdアカウントをお持ちの方なら登録も楽ちんです。
※携帯電話会社がドコモ以外の方でも利用できます。
本作品の配信情報は2024年7月2日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況についてはLeminoのホームページもしくはアプリをご確認ください。
FODプレミアムで配信中の作品
作品名 | 配信状況 |
RAILWAYS 49歳で電車の運転手になった男の物語 | レンタル |
RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ | レンタル |
かぞくいろ -RAILWAYS わたしたちの出発- | レンタル |
フジテレビ系ドラマ、映画に強いのはFODプレミアム!8万本以上の動画を配信!フジテレビの人気ドラマやアニメ、映画、バラエティ。さらに人気の韓流ドラマや海外ドラマ。そしてここでしか見られないFODオリジナルドラマなど、多彩なコンテンツが楽しめます。
さらに200誌以上の雑誌も追加料金なしで読み放題。様々なジャンルの雑誌があるので、通勤中や休憩時間にも楽しめる!
視聴端末は、スマホ(iPhone、Android)、タブレット、パソコン(Windows、mac)、そしてFire TVやChromecastを使えば、大画面のテレビでも楽しめます!
FODプレミアム公式はここから
※FODプレミアムに無料期間はありません。
この記事は2024年7月2日時点の情報となります。配信が終了している可能性がございますので、FODオフィシャルサイトにて、必ず最新の情報をご確認ください。
Paraviで配信中の作品
Paraviは2023年7月にU-NEXTと統合しました。
作品の配信状況はU-NEXTを御覧ください。
TSUTAYA DISCAS(DVD宅配レンタル)
作品名 | 配信状況 |
RAILWAYS【レイルウェイズ】 | DVD |
RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ | DVD |
かぞくいろ -RAILWAYS わたしたちの出発- | DVD |
DISCASは大手レンタルチェーン店ツタヤが運営する月額制のDVD宅配レンタルサービスです。「定額レンタル8ダブル」プランなら新作含む全ての作品を月8枚レンタルできる。
DVDだからこそ配信停止になった作品や、配信がされていない作品もDVDで見れる!
DVDは専用の往復封筒で郵便受けに届くので不在の心配も必要なし。平均1日~3日ほどでお届け。
返却は郵便ポストに入れるだけ。返送料金もかかりません。
まずは30日間無料体験!
DVD宅配レンタル(DISCAS)の無料体験はここから
※無料期間中は新作DVDのレンタルは出来ません
※無料お試し期間終了後、通常料金(無料お試し終了後の料金)で自動更新となります。
口コミ・感想
RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語
Amazonで見たのですが、思っていたよりもずっと良かったです。私は女性目線で見たわけなのですが、多分たくさん頑張ってきた中高年の男性の方が、響くものがあるんじゃないかなと思います。誰でもそうなのですが、やっぱり仕事に向かってひたすら頑張るのって、つらいこともありますよね。中には、何かを犠牲にしても必死に戦ってきた人もいるのではないでしょうか。そういった方に、本当に響くと思います。
一緒に見た友人は、きっと長くサラリーマンをしてきた人は、もっと辞める時に葛藤するんじゃないかな?こんなにあっさり辞めちゃうの?と言っていたけれど、必死に仕事をする中で、いつかは…と気持ちを重ねてきたんじゃないかなと想像しました。
主人公の中井貴一が悩める中年の食品会社のサラリーマンを演じていてこの役にぴったりだと思いました。もう少しで役員入がかかった主人公が、会社が生き延びるために不採算事業を手仕舞いする仕事をやらされてしまう。そんなとき地方の工場に遠藤憲一が演じる同期がいて、そのやり取りの中で自分が本当にやりたい仕事に気がつく、という大卒で会社員人生を20年以上続けていて誰しもが思う疑問に正面から取り組んだ主人公に感動しました。しかも故郷の一畑電車の運転手になる、という一見無謀な試みでも、しだいに彼の熱意に家族、特に娘が感銘を受けたのがよかったです。同期の若い運転手の人生相談にのったりしながら、会社にも新風を巻き起こす結果となり、本当の自分に中年になってから出会えるなんで素敵なことだと思いました。
主演が中井貴一さんという所がまず個人的に嬉しいです。49歳の転職はなかなか勇気がいる事にも思えます。ましてや、給料も良くて地位もある主人公。だけど自分の人生を一度考えるところにきて、本当にやりたい事に挑戦するのが良いですね。自分の人生はこのままで良いのかと考えるきっかけや時期が訪れる人は多いと思いますが、そこで踏み切れるかどうかは現実の難しい所。家族の存在もあったりするわけで。電車の運転手という職業に結構興味があったので、その点でも楽しく観られました。心があたたかくなったり、自分も頑張ろうと思える映画でした。電車にも乗りたくなったし、電車の走るのどかな風景も見てみたくなりました。挑戦したい背中を押してくれるような作品とも言える気がします。
やりたいことがあるけど、年齢や経験の有無を気にして立ち止まっている人に見てもらいたい作品だと感じました。
幼い頃からやりたいこと、叶えたい夢があったのに世間体、家族や周りの人の意見を気にし過ぎて、自分の気持ちが分からなくなる時が多々あります。しかし、人生は二度三度あるわけもなく、たった一度しかありません。たった一度しかない人生なので、自分の気持ちをごまかし続けるより、少し遠回りしてもいいから自分が本当にやりたいことをやるべきだと思います。
また、「とりあえずやってみる」ということの大切さを教えてくれた作品だと感じました。私自身もそうですが、どうしても新しいことを始めるときに「失敗したらどうしよう」「新しいことを始めても上手くいく保証もないから辞めておこう」という気持ちに押し潰されそうになる時があります。しかし、この作品を見て自分が本当にやりたいことに限っては、机上の空論で決断するのではなく、とりあえず一度やってみて、その後から判断しても遅くはないんだなと感じました。
年齢を重ねてもチャレンジ精神を忘れないことがどれだけ大切なのかを伝えてくれるのが、この作品の良いところです。最初の方では主人公に対してあまり良い印象を持たなかったのですが、夢を真剣に追いかけ始めてから内面まで良い人に変わっていったような気がします。なので、本当に自分のやりたいことを頑張っている人は周りからも良い評価を受けるんだなと思いました。中井貴一さんの控えめだけど巧みな演技力は、やはり安心して見ていられます。後半になるにつれて、顔がキラキラ輝いているのが夢を追いかける素晴らしさを上手く表現できていました。ストーリーが面白いだけでなく、田舎ののどかな景色や、電車のレトロな雰囲気も楽しめる作品です。
人間何歳になっても、やりたい、叶えたいって本気で思えば、その夢を叶えることが出来るって思わせてくれる、そんな素敵な映画でした。田舎だからのんびり、都会だから忙しないってわけではないんだろうけど、人間やっぱり心に余裕がないときって、視野がとても狭くなるし、他の人に優しくもできなくなって、主人公みたいに嫌なやつになってしまうんだろうなって、転職前の様子を見て感じました。転職して電車の運転手になってからは、ほのぼの田舎でスローライフって感じだったので、本当に転職して良かったですね。人が何かに気がついたり、思考や気持ちが切り替わったりするのは、やっぱり誰かを亡くしたり、命の終わりが見えたときが多いんだろうな。
RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ
長年電車の運転士として働いてきた夫と夫の定年をきっかけに専業主婦から再び看護師として働き始めようとする妻の価値観の違い、心に思っている事のすれ違いが丁寧に描かれていると思います。富山県の地方鉄道を舞台にしていますが、この風景がとてもきれいで、作品全体を優しく包み込んでくれるような感じがしました。ベテランキャスト陣の演技が素晴らしく、サブタイトルに描かれている内容を実に見事に表現しています。どんなに仲が良い夫婦でも、それぞれの価値観を持っている以上は、すれ違いは起こるものだろうと思います。長年夫婦でいればいるほど、意外と相手の事を分かっていない部分があったというのはありがちです。視聴者の年代や夫婦関係などによって、感じ方も変わってくるのではないかと思う優れた作品です。
とても落ち着いていて、しっとりした奇抜なところもない、良い映画でした。内容は、1ヶ月後に定年になる夫と長年連れ添う妻の話です。そして、うまく愛を伝えらることができない熟年夫婦を描いています。日本によくいる頑固な夫ですが、本当は妻のことはを愛してる描写が良いです。とくに家の灯りを見て、妻が帰ったと思って小走りになってるのが可愛く見えます。そして、終末医療や別々の人生、離婚などといったよく聞く内容に考えさせられました。そんなすれ違いや孤独なシーンがアクセントになって、夫婦愛を感じました。相変わらず三浦友和は、カッコ良かったです。富山の美しい風景やローカル電車の映像もゆったりとした展開にあっていて、見応えありました。
やはり夫の定年というのは、多くの家族にとって分岐点になるものなのだろうと思いました。夫が家にいるようになって、妻がストレスを抱える問題はよく話題になりますし。この作品も夫が退職の時期を迎えた夫婦の物語。仕事に生きてきた夫とそれを支え続けた専業主婦の妻が、定年を機にすれ違ってしまう。これからは妻とゆっくりしたいと思う夫と、これから働きに出ようと考えている妻。夫がそんな風に妻を思っていたこともうらやましくもなる反面、妻の気持ちもそうだろうなと思います。一番近い存在かもしれないけど、日頃から思っている事をちゃんと伝えあっていないといけないとも思わされました。定年という年齢で、残りの人生に目を向けた時に夫婦それぞれが何を思っているか。熟年離婚が増えている事も考えさせられます。こういう昔気質っぽさのある夫だと大変そうだなと思う気持ちもありますが、仕事を真面目に頑張ってきて慕われている姿やそれが伝わるシーンには感動があります。そしてこの映画もまた、自然の美しい風景が心を癒してくれます。
昭和の夫婦にありそうなすれ違い熟年問題をテーマにしており、とても共感できるような作品でした。仕事一筋できた夫と、専業主婦でやりたい仕事ができなかった妻が、夫の定年退職を機に、本当に自分のやりたかったことをやろうとするけど、お互いに噛み合わないというのはよくある話で、最悪の場合熟年離婚にもなりうるとても身近な話です。ただ、離れて距離を置いてみて、本当に大切なものは何かということに気がつくのもよくあることで、ちょっとしたボタンの掛け違いというものかなと思います。本当に身近な話で、世間一般のよくある熟年夫婦にとても共感できる内容だと思いますので、是非おすすめです。最後は心温まるところが良いと思いました。
人生を教えてくれる素晴らしい作品だと思います。特に感じる事は、ただ単に幸せを見せているのでは無くて、屈折しながらも、最後にはお互いの思いを伝えていく所が見どころの一つです。特に主人公の滝島徹は、電車の運転士の仕事が定年退職を控えた事と、看護士の仕事に戻りたい妻の佐知子との間ですれ違いが出てしまい二人の関係性が変わってしまう所は、双方の人生観の違いが出ているなと思いました。中でも佐和子が家を出てしまった事で、徹の方にも徐々に心境に変化が出ている所が重要なポイントの一つです。そして徹と佐和子の人生を、両方の視点から同時進行で進展していく描写が上手いなと思いました。もう一つの注目するべきポイントは、演じている役者陣です。特に難しい役柄を演じた三浦友和さんと余貴美子の演技は必見です。
ずっと一緒にいるけれど、なかなか上手く思いを素直に伝えられない夫婦の姿が切なかったです。確かに家族だからこそ感じる恥ずかしさはあるだろうなと思いました。とても平和なストーリーなので、安らかな気持ちで見ていられるのも良かったです。三浦友和さんは、頑固で融通の聞かない昔の男性像を上手いこと演じていました。演技とは思えないほど自然なので、本当に存在する夫婦を見ているような感覚になります。そんな夫が、他の人たちと話していくうちに心がやわらかく変化していく過程にも感動できました。あからさまにお涙ちょうだいな展開があるわけではなく、静かに感動させてくれます。そういうさりげない演出もこの作品の雰囲気に合っていて良かったです。
かぞくいろ-RAILWAYS わたしたちの出発-
地方鉄道が舞台になっていて鉄道とその地方の風景が味わえてよかったです。シリーズとしては第3作目ですが、今作から見ても充分楽しめる作品です。有村架純さんが夫を亡くして、前妻の子の駿也と共に夫の父のいる鹿児島に行き3人で暮らすことになるのでなかなか複雑な人間関係が味わえるドラマでした。義理父役が國村隼さんなので寡黙な九州男児感がはまり役で良かったと思います。ちなみに回想シーンで登場する夫役の青木崇高さんが登場していて、息子役の歸山竜成くんとの見た目の雰囲気がそっくりな感じも家族の絆を感じました。自分のシングルマザーで義理の息子を育てるだけでも大変そうなのに、鉄道運転士を目指す姿も健気で応援しながら観られました。
観ていて皆が優しいし、温かい人なのが良かったです。内容は、夫が亡くしたシングルマザーが夫の故郷で、肥薩おれんじ鉄道の運転士を目指している話です。子供は夫の連れ子だし、夫の父親との共同生活を描いています。でも観終わった後には、晶ちゃんと駿也くんには血が繋がってなくても本当の親子だと思えました。とても心が温まって素敵な映画です。血が繋がっているとかはあまり関係なく、お互いに必要だと思って同じ時を過ごせることが家族なのではと思えます。最初は息子も妻も強い意志をもって強いなと思っていましたが、やっぱり、父や夫の死というのは単純に受け入れられるわけではないのも描かれていたと思います。でも、守るものがあるから、強く見える姿というのが本当は、素晴らしいです。きっと今でも誰もが様々に事情があって、それと向き合いながら生きていると考えられた良い話でした。
人間関係がちょっぴり複雑で、幸せの光があまり見えないような人たちが、着実に前に進んでいく成長の姿に大感動しました。エピソードもふんだんにあって、それぞれが生き生きとした内容なので、泣くところが多かったです。有村架純の一生懸命な姿は秀逸です。爽やかでポジティブで美しい。特に有村架純が、全身全霊をかけて義理の息子の母親になろうとしている姿は、見ていられないくらいです。見ている方が胸が痛くなるほどでした。その直向きさは、不器用ではあるけれど、人間としての優しさがあるからこそ胸を打つのでしょうか。そして、両親を亡くした男の子の、悲しみを堪えて生きている健気さ、たくましさにも感銘しました。「晶ちゃんは、晶ちゃんだから。晶ちゃんのままでそばにいて」という名台詞がなんとも言えない余韻を作ってくれました。そしてなんと言っても肥薩オレンジ鉄道の美しい情景には心癒されました。
血が繋がっているわけではないけれど、夫の連れ子と夫のお父さんと暮らしていって、最終的に血の繋がりなんて超えた、真の家族のような関係性になるのが素敵でした。誰の視点から見ても、ぶっちゃけ最初は他人なので気まずい上に、色々と大変だろうけれど、旦那を急に亡くしてしまって、他人の子と見知らぬ土地で暮らさないといけなくなってしまった主人公がやっぱり、一番大変だっただろうなって思いました。ちなみに今では、女性のバスの運転手やトラックドライバーと同様に、女性の車掌さんなんて都会では珍しくともなんともないけれども、田舎とか地方の方では、そういう男女差別みたいなものは無かったのかな?って、結構あっさり電車の運転手になっていたので、ちょっと気になった。
作品全体の雰囲気は和やかですが、登場人物はみんな過酷な環境を生き抜いていたり、強靭なメンタルを持っているのが印象的でした。周りの人たちは大切にするけれど、決して依存はせずに自立して生きていく姿に勇気をもらえました。國村隼さんの渋くて重みのある演技と、有村架純さんのフレッシュさがある演技が正反対なのに上手く噛み合っているのも良かったです。過去作と同じように、田舎ならではの自然豊かな風景と家族愛も詰まっています。都会に住んでいる現代人が忘れかけている大切なものを思い出させてくれる作品です。辛いことがあったとしても、努力を継続していれば必ず次の扉が開かれるという希望あるメッセージも込められていると思いました。
この作品は思わず胸に刺さるようなところが印象的です。晶は突然駿也と二人になってしまい、色々戸惑いもあったのがリアルです。それでも駿也のことを考えているところは、本当のお母さんのようで感動しました。
そしておじいちゃんのところで三人で生活していくのは、見ていて新鮮さがありました。おじいちゃんも孫のことを想って、晶のことも気にかけている優しさが伝わってきます。
また晶が電車の運転手を目指して行くところは、とてもかっこよかったです。夜遅くまで勉強したり、本気で運転手になるんだと強い意志が頼もしかったです。実際運転している姿はとても素敵で、見とれてしまいます。
三人の想いが一つになる瞬間のようなものを感じます。