※本ページの情報は2024年7月4日時点のものです。最新の配信状況は各VODサービスにてご確認ください。
- 原作は鴨志田一によるライトノベル『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』
- 2018年10月からアニメ『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』がテレビ放送開始。
- 出演声優・キャスト
石川界人、瀬戸麻沙美
久保ユリカ、東山奈央
種崎敦美、内田真礼 - 2019年6月に映画『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』が劇場公開。
- 2023年6月23日に映画『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』が劇場公開。
- 2023年12月1日に映画『青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない』が劇場公開。
アニメ『青春ブタ野郎』シリーズはどこで見れるのか、主要なVODサービスの配信状況をまとめました。
目次
U-NEXT(ユーネクスト)で配信中の作品
作品名 | 配信状況 |
青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない | ○ |
青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない | ○ |
青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない | ポイント/レンタル |
青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない | ポイント/レンタル |
U-NEXTは初回31日間無料に加えて600円分のポイントも付いてくる!それを使って漫画やレンタル作品を実質無料で見ることも。
映画・ドラマの見放題。新作もレンタルで素早く配信。さらに180誌以上の雑誌も読み放題。
毎月1,200円分のポイントが付与されるので月額の実質価格はとってもお得!
※ポイントはレンタル作品や電子書籍などに使えます。
※1,500~1,800ポイントで映画館チケットへ交換可能!※対象映画館一覧はこちら ※利用する映画館で必要ポイントは変わります。
不足分をチャージ(1pt=1円)すれば現在上映中の作品もお得に見れる!初回特典の600ポイント+不足分ポイントチャージ。実質600円引きで映画館で見れる!
そしてU-NEXTはダブルスコアをつけて2018年2月の調査開始時よりずっと「見放題作品数No.1」!
さらに2023年7月にParavi(パラビ)と統合。TBSやテレビ東京の番組に強くなってますますパワーアップ!
本ページの情報は2024年7月4日時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
Hulu(フールー)で配信中の作品
作品名 | 配信状況 |
青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない | ○ |
日テレ系ドラマ、バラエティに強いのはHulu!
見逃し配信、Hulu独占ドラマ「Huluオリジナル」も注目。
配信本数14万本を突破!
視聴機器も多彩に用意。パソコンにスマホ(iPhone, Android)にタブレット(iPad)。Fire TV、AppleTVなど他にも多数対応。ゲーム機ならPS4にPS5。そしてHuluはなんとニンテンドースイッチでも見れる!
支払い方法はクレカにPayPay、LINE Pay、キャリア決済など様々な手段が用意されています。
Hulu公式ページはここから
※Huluに無料体験期間はありません。
Huluを始めるならディズニープラスとのセットプランもお勧め!
ディズニープラスはディズニー作品だけじゃない!ピクサー、マーベル、スター・ウォーズ、ナショナルジオグラフィック、スターなど多数の作品をラインナップ。Huluと相互に作品を補完しあって充実の動画生活を楽しめます。
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Hulu Disney+ セットプラン
※Huluとディズニープラスのセットプランに無料期間はありません。
※また、ディズニープラス単体のサービスにも無料期間はありません。
dアニメストアで配信中の作品
作品名 | 配信状況 |
青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない | ○ |
青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない | ○ |
青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない | レンタル |
青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない | レンタル |
アニメを見るならdアニメストア!
専門サービスだからこその圧倒的ラインナップで初回31日間無料で見れる!
ど定番のアニメ見放題サービスでありながらわずか月額550円(税込)!
お客様満足度 6年連続No.1(2017~2022年 オリコン顧客満足度® 調査 定額制動画配信 アニメ部門 第1位)
ドコモユーザー以外の方でも利用できます。
※ドコモの回線契約またはspモード契約がないお客さまが本サービスをご利⽤いただくためには「dアカウント」が必要です。spモード契約でのご利用とサービス内容やお支払い方法が異なる場合があります。
※初回31日間無料(31日経過後は自動継続となり、その月から月額料金全額がかかります。)
※契約日・解約日に関わらず、毎月1日〜末日までの1か月分の料金が発生します。別途通信料その他レンタル料金等サービスによっては別料金が発生します。
Amazon プライム・ビデオで配信中の作品
作品名 | 配信状況 |
青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない | オプションチャンネル |
青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない | レンタル |
青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない(dアニメストア) | オプションチャンネル |
青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない | レンタル |
青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない | レンタル |
Amazonプライム会員ならたくさんの映画も見放題!
配達に便利なのはもちろん「Prime Reading(電子書籍の無料本)」「Prime Music(音楽の無料視聴)」「Amazon Photos(写真の無料アップロード)」などプライム会員ならではの特典が盛りだくさん!
初回30日間無料で試せる!
DMM TVで配信中の作品
作品名 | 配信状況 |
青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない | ○ |
青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない | ○ |
2.5次元エンタメ作品ならDMM TVにお任せ!
アニメを始め漫画原作のドラマ、舞台、ミュージカル作品が大充実!
DMMプレミアム会員に登録すればDMM TVの沢山の対象作品が見放題。
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DMMプレミアム(月額550円)、DAZNスタンダード(月額3,700円)
合計4,250円のところ月額3,480円+550pt最大3ヶ月分プレゼントでとってもお得。
DMM×DAZNホーダイはこちら
※DMM×DAZNホーダイに無料体験期間はありません
Leminoで配信中の作品
配信はしていませんでした。
FODプレミアムで配信中の作品
作品名 | 配信状況 |
青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない | ○ |
青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない | レンタル |
青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない | レンタル |
青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない | レンタル |
フジテレビ系ドラマ、映画に強いのはFODプレミアム!8万本以上の動画を配信!フジテレビの人気ドラマやアニメ、映画、バラエティ。さらに人気の韓流ドラマや海外ドラマ。そしてここでしか見られないFODオリジナルドラマなど、多彩なコンテンツが楽しめます。
さらに200誌以上の雑誌も追加料金なしで読み放題。様々なジャンルの雑誌があるので、通勤中や休憩時間にも楽しめる!
視聴端末は、スマホ(iPhone、Android)、タブレット、パソコン(Windows、mac)、そしてFire TVやChromecastを使えば、大画面のテレビでも楽しめます!
FODプレミアム公式はここから
※FODプレミアムに無料期間はありません。
この記事は2024年7月4日時点の情報となります。配信が終了している可能性がございますので、FODオフィシャルサイトにて、必ず最新の情報をご確認ください。
Paraviで配信中の作品
Paraviは2023年7月にU-NEXTと統合しました。
作品の配信状況はU-NEXTを御覧ください。
TSUTAYA DISCAS(DVD宅配レンタル)
作品名 | 配信状況 |
青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない | DVD |
青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない | DVD |
青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない | DVD |
青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない | DVD |
DISCASは大手レンタルチェーン店ツタヤが運営する月額制のDVD宅配レンタルサービスです。「定額レンタル8ダブル」プランなら新作含む全ての作品を月8枚レンタルできる。
DVDだからこそ配信停止になった作品や、配信がされていない作品もDVDで見れる!
DVDは専用の往復封筒で郵便受けに届くので不在の心配も必要なし。平均1日~3日ほどでお届け。
返却は郵便ポストに入れるだけ。返送料金もかかりません。
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※無料期間中は新作DVDのレンタルは出来ません
※無料お試し期間終了後、通常料金(無料お試し終了後の料金)で自動更新となります。
口コミ・感想
テレビアニメ『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』
タイトルがちょっとどうかと思って、観るのをためらっていましたが、観ると面白いです。特にSFが好きで、涼宮ハルヒとか好きだったら、楽しめると思います。内容の思春期症候群という思春期の人だけに起こる不思議な現象を背景に主人公の咲太が尽力している話です。キャラが良いのが見どころで、キャラごとにあるエピソードがとても良くて完成度が高いと思った作品です。それぞれのヒロインにあるコンプレックスやトラウマにそれぞれが立ち向かったり、立ち上がっていく姿には、感動しちょっと涙が出てしまいました。そして、ハーレム状態ではなくて、早めにヒロインが一人に絞られているのも良かったと思います。テンポもいいので楽しめるからおすすめです。
正直タイトルでものすごく損していると思われる作品ですが、序盤の自分にしか見えないバニーガール先輩という、ちょっとラブコメ的にはおいしい展開から、まさかものすごく感動してしまうシリアスな展開になるとは思わなかったので、タイトルとか、どうせラノベ特有のラブコメでしょって思っている人には是非とも見てもらいたい作品だなって思います。このアニメで重要な鍵となってくるのが「思春期症候群」という言葉。このちょっと謎ががある不思議な症状があることで、物語にもの凄く深みを与えているし、人間の心の奥に抱えている悩みや葛藤というものが、凄く繊細に表現されていると思うので、この症状があるということで、より我々が感情移入しやすく感動してしまうんだと思います。
主人公・梓川咲太の周囲で起こる思春期症候群というオカルト現象。その解決を図っていく過程で様々な人間模様が見られるのがこの作品のメインストーリーです。ヒロインとなる桜島麻衣とのかなり変わった出会いから物語は本格的に始まるのですが、その独特さですぐに惹きつけられることになります。基本的にはこの2人の青春ラブコメなのですが、超常現象と言っても良い思春期症候群が絡んでくるためにとんでもない事態になることがしばしばです。他にも魅力的なヒロイン達が登場し、それぞれ違った思春期症候群により咲太を悩ませることになります。少しひねくれたところはありますが、人のために必死になって頑張る咲太の姿は素直に感心できます。また、彼の過去や未来にも絡んでくるいろいろな設定は本当に見事です。風変りではありますがラブコメとしての完成度も高く、楽しめる作品に仕上がっています。
インパクトの強いタイトルとは裏腹に結構シリアスな雰囲気が強いアニメで、青春について考えさせられる内容もありました。主人公のような「思春期症候群」によって物語が色々な方向へ展開していくのも面白いですし、何より全てのキャラクターが魅力的なので、普通に会話をしているだけのシーンでも全く見飽きないのがこのアニメの魅力なのではないかと思います。ラブコメ要素がメインの軸になっており、そこからSFだったりヒューマンドラマ要素などが加わり、どんどん物語の面白さが増していきます。青春をこじらせている主人公が失敗からどんどん成長していく姿には胸を打たれました。そして主人公だけではなく、他の登場人物にもそれぞれ見せ場をつくっているところも良かったです。
この物語は様々なお話がオムニバス風に展開されていきます。その中でやはり大きな話の一つが妹のかえでのお話とメインである思春期症候群などという病気は実際には存在しませんが、その原因やそれに対する対応方法は現実的な方法なのが好感がもてます。
この作品は、SF好き、超常現象的なものが好きで思春期特有の悩みをもった同年代の子供たちには刺さる作品だと思います。
この表面上は普通なのだけれど、どの少年少女も多かれ少なかれ悩みを抱え、それを克服しようともがき成長していくというのは青春期の視聴者には等身大の問題として何か共感をもつことができるのではないでしょうか。
このアニメのタイトルが非常にインパクトのあるものですが、お話はいたって普通のお話です。
思春期症候群という言葉が今でも非常に強い印象を受けています。思春期というと、本当に魅力的な期間であり、心が一番踊る青春真っただ中の素晴らしい時期なのだと思います。なので凄く神秘的にイメージされやすいといいますか、青春のイメージである清涼な雰囲気が凄く出ていて素晴らしいなと感じさせられます。ある意味でそんな青春の神秘的さが、思春期症候群という設定によって、表現幅が広がったなと感じました。誰もが想像したこともある、夢のような特殊能力、それが発生すれば、話は盛り上がります。でも特殊能力があっても日常作品の雰囲気は崩れずに、学園系の良さを保ったまま、いい感じに調和しているのが凄くいいなと感じました。凄くスピリチュアルな感じが楽しめる、新感覚なラブコメ作品でした。
映画『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』
原作のライトノベルを読んでいたため物語の流れはわかっていたのですが、それであっても涙なしでは観れない作品でした。咲太と麻衣さん、そして翔子ちゃんと翔子さんそれぞれの心情がきれいに細かく描かれていてキャラクターに感情移入しやすい咲太で、とても楽しみながら観れました。声優さんそれぞれの演技も迫力があり、今そこで起きている出来事のように感じました。翔子が言っていた「人生って、やさしくなるためにあると思います」という言葉など登場するキャラクターの言葉のひとつひとつが重みがすごいと感じるものでした。咲太の選択も麻衣さんの選択もそれぞれがお互いのことを考えていて、苦しいけどいいなと思う描写でした。また今までのシリーズからの伏線も回収されていてすっきりしました。
ライトノベル原作で、テレビアニメシリーズの続き的な劇場版作品ですから、主人公梓川咲太やその恋人である桜島麻衣の関係性などを知っていることが強く推奨される作品ですが、単体でも見る価値がかなり高いアニメ作品だと感じました。前半の静かで淡々とした進行と、後半の怒涛の展開の落差がとにかく凄かった。タイムパラドックスのSF的な要素を取り入れたエピソードなので、集中して見ていないと理解が追いつかないかも知れませんが、大きな感動をもたらしてくれる作品であることは間違いありません。思春期には些細なことでも当人には大きな悩みとなってしまうのですが、このシリーズでは、そのことを非常に分かりやすく表現してくれていると思います。
もともとこの作品は「思春期症候群」という、少女たちが抱えている悩みが結構重たかったりする作品ですが、映画のストーリーは本当に重たいです。正直そもそもなところ、翔子の心臓の適合ドナーが咲太と麻衣しかいないっていうのは、どうしてもツッコミたくなってしまうところではあるけれども、誰かの命が救われた過程には誰かの命が犠牲になっているっていうメッセージがあったんじゃないかなって思うと、なんとも言えない気持ちになる物語だなって思います。一番心に残ったセリフはやはり「人生って、優しくなるためにある」という言葉。この意味はこの映画を見た人には必ず伝わる言葉だと思うけれども、テレビアニメ同様に、本当にもの凄く感動する素敵な映画でした。
ちょっぴり正義感の強い男性の妄想のようなお話が繰り広げられる作品で、テレビでやった分の続きなので、基本的にそれを視聴した後に見ることを進めたいです。
「テレビアニメでやり残したものを劇場版でやってみました」ということなのでしょうが、テレビアニメより時時間的制約が強い劇場版であそこまで濃い内容にできたのはこの作品がファンタジーおよびミステリーを含む青春恋愛の中ではかなりおもしろい作品だとからだと思います。
どんなに自分が他人のために犠牲を払ったとしても、それが必ずしも愛する人のためになるとは限らないという当たり前のことを身をもって知り、その間で思い悩む主人公の気持ちなどは物語でよくあるテーマですが、よくあるテーマだからそれをどのように描き切るかが作品としての価値を他の作品と比べて高いのかそれともそうでないのかが簡単に比較されてしまいます。
そのような部分がアニメ作品としてキャラクターの性格および志向などの様々なものの結晶として上手に描いているので、その重厚な人間像がそこがこの作品の魅力の一つだと思います。
この作品の中にある、二人の大切な人の中から一人を選ばなければいけないシチュエーションがとても切なくて感動しました。選ぶ側と選ばれる側どちらの感情も丁寧に描いているので、どちらにも感情移入ができてその分より胸が締め付けられるような思いを感じました。そしてセリフも哲学的で人生観について考えさせられる内容が多くて、それらの要素がさらにこの作品の深みを増しているのだと思います。切ない恋愛と甘酸っぱい青春に、SF要素も絡んでくるのですが、これが見事に調和しています。異なったジャンル同士でもここまで綺麗に物語を構成できることに感動しました。みんなが幸せになるようなハッピーエンドではないかもしれませんが、見終わったあとにいろいろ考察ができたり、余韻を残してくれるような終わり方で取っても良かったです。
日本のアニメの完成度というのは、世界に誇れるものだとこの作品を見て思いました。日頃はハリウッド映画など、豪華に費用をかけた作品をよく見ますが、この作品を見て、芸術の価値というものは、多種多様だなと今さらながら教えられた気がします。後半の怒涛の展開に感動しましたが、見ているうちに胸が苦しくなって、人間て何て素敵なんだろうと思いました。いろんな泥水を飲んで、美しく咲く蓮華のように、苦悩は人間をマイルドにするということを実感させられました。だから人生って、優しくなるためにあるんだということに気付かされました。ですので、私は優しくて、強い人間なりたいと素直に思えました。登場するみんなが、素敵な考え方をします。「大好き」「ありがとう」「頑張ったね」という天国の言葉に癒されました。とにかく見所だらけです。感動させられる場面が多く、泣かされっぱなしでした。
映画『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』
寒い時期に願書を出しに行ったり、受験勉強で疲れたり、志望校で悩んだりと、懐かしい学生時代を思い出すと同時に、花楓ちゃんがんばれという祈るような気持ちで見ていました。
花楓の「頑張りたいのに、頑張れてない」「前の私の方がうまくやれてた」と嘆く姿は胸が痛くなりましたし、そんな花楓を優しく見守りつつもどうにかしてあげたいと動く咲太はとても良いお兄ちゃんだなと感動していました。
咲太は相変わらず、男としても兄としても優秀過ぎて周りの女性陣とにかくうらやましいです。
次作のランドセルガールの前座のような気持ちで見てはいましたが、思春期の女の子の抱える複雑なデリケートな気持ちをしっかり丁寧に描いた良い映画でした。
青ブタシリーズを見ていない人にいきなりだと淡白な映画ですが、青ブタ好きな人は咲太たちの乗り越えてきた問題や、花楓ちゃんの苦しい思いが分かると思うので、ぜひ見てほしいです。
ちょうどアニメの再放送をやっていて、それを見終えてから見に行ったので、本当に感動してしまった。かえでが当初、花楓という女の子に対して感じていたコンプレックスや記憶の空白の不安が、逆に花楓にもソックリそのまま当てはまってしまっていて、学校に行こうと頑張っていたかえでに劣等感を抱いて焦っている様子とか、本当に青ブタらしかったです。正直私は、花楓になってから冷めた感じがなれなくて、かえでを返してくれって思っていたけど、受験しようと頑張ったり、制服に怯える花楓を見て、根本はやっぱり同じ人なんだなって受け入れることができました。それにしても咲太は本当に良いお兄ちゃんですよね。あの環境であのお兄ちゃんがいたら、ブラコンになるのも分かる。
この作品は進路や受験がテーマになっているため、いつの間にか登場人物たちの親の目線になって感慨深い気持ちになっている自分がいました。もとのアニメにあったようなSF要素は今回ほとんど無くて、かなり現実的な物語になっているのも強く印象に残っています。特に今回は花楓の成長に焦点を当てて、彼女の心に寄り添っているのがわかります。誰もが若い頃に直面した悩みを花楓が経験するからこそ、視聴者としても応援したい気持ちが沸いてくるのかもしれません。お涙頂戴的なわざとらしさは全く無く、淡々と進んでいく中でもじわじわと感動させてくる力がこの作品にはあります。花楓の周りにいる人たちもみんな優しくて、こんな人たちがたくさんいれば世界は平和になるだろうなと思いました。
ちょっと二度見してしまうようなタイトルなのですが、内容は思っていたよりもずっと良いんです。この作品は、テレビアニメと劇場版アニメの続編にあたります。初見だとちょっと理解できないというか、うまくお話に感情移入できない部分があると思いますので、予習をするのがおすすめですね。
自分自身も、学校に行くのがちょっとつらいことがありました。不登校までは行かなかったけれど、本当にしんどかったのですごく共感。お話自体はファンタジーな部分があるのですが、細かなところは結構リアルだと思います。わかるわ~と納得できる部分がたくさんありました。今の世の中は多様性という言葉が知られるようになり、ずいぶんと生きやすくなったという意見もあれば、しんどいという意見もあります。いろいろなことを考えさせられる映画でした。
ちょっと変わったタイトルですが、切ない青春が好きな人にはお勧めしたい作品です。というのも、私は本作をテレビ版から追っていたわけではなくて、映画館で観た予告編が気になったのがきっかけで予習してから映画を鑑賞したのです。予告では最後にタイトルが流れるのですが、まさかこのタイトルだとは思わず驚いた記憶があります。そこから気になって予習した次第です。命の儚さと美しさ、色んな愛の形……。大人になりたくない心と、自分にいつか来る未来を拒んでしまう心。相反するけれど両方とも持ち合わせているのが人間で、だからこそ本作のきらきらした切なさがじんわり滲む。帰り道で見上げた空の色がいつもより澄んで見えたのは、気のせいではないと思います。
このシリーズは内容を出来るだけ「普通」にしようとしてる感じがします。思春期症候群の花楓が前に進もうと頑張る姿は悲観的でなく、近くにいる誰かが経験していてもおかしくない共感できる部分です。それに兄の咲太は暑苦しく花楓を叱咤激励するわけでもなく、そっと背中を押す優しい兄です。ストーリーは劇的な展開があるわけでもなく、ただ花楓と咲太の日常が描かれます。そのあまり展開がないストーリーこそ多くの人に共感させる部分かなと思います。状況が違っても ある人は花楓に、ある人は咲太に、過去の自分を見る事があるでしょう。微妙は心の変化などは描くのが難しく、それ故、それを人々に伝えるのは難しいですが、このアニメはその辺を上手に描いています。
映画『青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない』
鴨志田一原作の人気ハーレムアニメの劇場版第2作で、これまでと一転して主人公・咲太に思春期症候群が発生してしまうあらすじとなっています。タイトル的に原作ファンはランドセルガールことヒロインの麻衣がメインの話を連想しがちなのもあり、意外な構成とも言えました。ストーリー的には咲太が発症した原因が母親を知らずに育ったからというのも切なく、そこを麻衣だけが気づき、ハーレムものというよりはここちよい青春恋愛ものの流れになっていて、感動できるあらすじになっていましたね。多少劇場版というよりTVシリーズの延長(TVスペシャル?)のような印象も否めなかったのですが、タイトルのランドセルガールの下りが次回作の大学生編への布石という事も商売上手感があり(笑)、原作ファンの期待を更に煽られるつくりになっていて、ストーリー的にも家族愛テーマが上手く絡められたと感じました。
今回はまさかの咲太が、思春期症候群になってしまうストーリーとは驚きました。今までの過去作を見ても、思春期症候群になってしまったヒロイン達を咲太が救う側だったので、逆に救われる側になるのが新鮮だったし、咲太が以前の麻衣みたいに周りに認知されなくなっても、麻衣にだけ見えているっていうのがアニメシリーズとは逆の展開で、そこも凄く良かったですね。結局タイトルにあるランドセルガールとはなんだったんだ?って思ったけど、咲太と花楓にとっては凄く大きな問題だった家族との関係性が、無事に解決されて本当に良かった。これぞ本当に高校生編の幕引きにふさわしいストーリーだったし、続編の大学生編も発表されたので、次回作も楽しみ。
前のシリーズでは咲太があまり向き合ってこなかった部分と真正面からぶつかって、自分を見つめ直していくところがこの作品の一番の見どころではないかと思います。自分と向き合うことは大切、しかしその過程には辛さも伴うということが、咲太の葛藤を通して伝わってきました。そして青春ブタ野郎シリーズの中でも、一番家族愛に踏み込んでいるのもこの作品だと思います。内容だけ見ると結構ヘビーですが、咲太と麻衣のやり取りが心をなごませてくれます。咲太にとって癒しの存在がいるということが、他人の自分にとってもなぜか嬉しく感じられました。ランドセルガールについての謎など、これからもまだ先が続くような伏線も張られているので、先の展開がさらに楽しみになりました。
青春ブタ野郎シリーズの高校生編の待望の完結編。思春期に起こる不思議な現象と繊細な心の描写が秀逸なこの作品の完結編としてとても楽しみにしていました。
まずは、子役時代麻衣ちゃん可愛い。高校生をおじさん呼ばわりですが。
完結編とのことでついに咲太くんに思春期症候群が発症。麻衣ちゃんと同じ周りから認知されなくなる症状でありながら麻衣ちゃんには見えているところにアニメ版の第一話と今回の作品との繋がりが感じられとてもよかったです。
今まで思春期症候群に寄り添ってきた咲太くんが大人になるために決着をつけるべき家族の再生について描かれていたのが感動的でした。
咲太くんのちょっと不細工気味な泣き顔が、彼の心をとてもよく表現していて愛おしかったです。
はじめて観た作品だったから、冒頭から理解できなかったっていうトモダチもいたので、なかなかストーリーを掴むまでに最初は時間がかかるかも。
違う世界との狭間で思春期症候群に悩むっていう内容だから、間違いなく、その年代に見てほしいなぁ。
周りを絶妙な距離感で支える咲太もいいなぁ、でもなんとなく生きづらさみたいなのは当時の自分も重なるところがあったなぁ。
周りと距離を取ってさ、心ゆるせる親友の前でも無気力で、常に場の空気を読んだり…。私の場合にはオトナだねって言われることもあったけど、それは違くて、家族に起きた出来事や他愛もない噂話しなんかが関わっていることを誰も知らないだけなんだ。
この作品もまさにそれ!
お母さんがキーマンになってるけど、お母さんがいる世界、いない世界、当たり前だったことが当たり前じゃない…。
この世界で見える存在になれた…もう思春期症候群とはサヨナラできたね。お母さんに見えて涙するシーン好きだなぁ。人に見えるって素晴らしいことだと、改めて知れる作品でした。
ランドセルガールは、劇場版での3作品目となります。私の感想としては、前作より好きというかこれが一番満足度高かったです。
まあおでかけシスターの続編的な位置づけなのだから、当然といえば当然でしょう。
高校生編がここで終わりとなりますので大変おさまりの良い終わり方で、しかもこころを揺るがす感動的なラストは何度でも見たくなるほどでした。
この作品はイラストで子供向け作品のように思われがちなようですが、決して大人が楽しめない作品ではないと私は思っています。
むしろ大人にこそ見てそれぞれの想いを抱いてもらいたい、ちょっと重めなストーリーです。
独特な世界観で、正直初作品から観ないと理解できない点はあります。
でも3作品続けて観たときの満足感はひとしおで、ハマる方にはがっちりハマる作品だと思うのでイメージで敬遠されるのはもったいないですね。