※本ページの情報は2024年7月1日時点のものです。最新の配信状況は各VODサービスにてご確認ください。
- シリーズ第1作『キングスマン』
2015年1月に日本で劇場公開。
- 監督
マシュー・ヴォーン - 出演・キャスト
タロン・エガートン、コリン・ファース
マイケル・ケイン、サミュエル・L・ジャクソン - シリーズ第2作『キングスマン:ゴールデン・サークル』
2018年1月に日本で劇場公開。
- 監督
マシュー・ヴォーン - 出演・キャスト
タロン・エガートン、コリン・ファース
ジュリアン・ムーア、マーク・ストロング - シリーズ第3作『キングスマン:ファースト・エージェント』
2021年12月24日に日本で劇場公開。
- 監督
マシュー・ヴォーン - 出演・キャスト
レイフ・ファインズ、ハリス・ディキンソン
ジェマ・アータートン、リス・エヴァンス
ジャイモン・フンスー
映画『キングスマン』はどこで見れるのか、主要なVODサービスの配信状況をまとめました。
目次
U-NEXT(ユーネクスト)で配信中の作品
配信はしていませんでした。
Hulu(フールー)で配信中の作品
作品名 | 配信状況 |
キングスマン | ○ |
キングスマン: ゴールデン・サークル | ○ |
キングスマン:ファースト・エージェント | ○ |
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Disney+ (ディズニープラス)で配信中の作品
作品名 | 配信状況 |
キングスマン | ○ |
キングスマン:ゴールデン・サークル | ○ |
キングスマン:ファースト・エージェント | ○ |
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ディズニープラスとHuluのセットプランは、スタンダードセットプランとプレミアムセットプランの2つからチョイス可能!
スタンダードセットプランは月額1490円でFullHD画質&2台同時視聴、プレミアムセットプランは月額1740円で4K動画&4台同時視聴を楽しめちゃう!
単体プランだとHulu月額1026円、ディズニープラス スタンダード月額990円、プレミアム月額1320円。これらを単純に足し算すると、スタンダードセットなら2016円、プレミアムセットなら2346円かかっちゃう計算に。でもセットプランならその差額がそれぞれ526円と606円もお得になるんです!
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Hulu Disney+ セットプラン
※Huluとディズニープラスのセットプランに無料期間はありません。
Leminoで配信中の作品
作品名 | 配信状況 |
キングスマン | レンタル |
キングスマン:ゴールデン・サークル | レンタル |
キングスマン:ファースト・エージェント | レンタル |
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本作品の配信情報は2024年7月1日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況についてはLeminoのホームページもしくはアプリをご確認ください。
FODプレミアムで配信中の作品
作品名 | 配信状況 |
キングスマン | レンタル |
キングスマン:ゴールデン・サークル | レンタル |
キングスマン:ファースト・エージェント | レンタル |
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FODプレミアム公式はここから
※FODプレミアムに無料期間はありません。
この記事は2024年7月1日時点の情報となります。配信が終了している可能性がございますので、FODオフィシャルサイトにて、必ず最新の情報をご確認ください。
Paraviで配信中の作品
Paraviは2023年7月にU-NEXTと統合しました。
作品の配信状況はU-NEXTを御覧ください。
TSUTAYA DISCAS(DVD宅配レンタル)
作品名 | 配信状況 |
キングスマン | DVD |
キングスマン:ゴールデン・サークル | DVD |
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口コミ・感想
キングスマン(第1作)
まず出演者がイギリス系の人が多かったせいか、会話がイギリス流の発音であるために新鮮さを感じます。
映画はスパイもので世界を自分の考え通りに支配しようと考える実業家が、人を操り人間同志を戦わせるという発想自体がかなり奇抜です。
この計画を表向きは紳士服のお店であり、内情は独立系の諜報機関のキングスマンが中止させるべく戦いを挑んでいくというわかりやすい設定なので誰でも抵抗なく映画の筋の把握はできます。
教会での戦いや敵の基地での最後のシーンはこの映画の見どころといえる激しい戦いとなります。
随所にイギリス紳士の雰囲気を表現したスーツの着こなしに魅了されつつ、少し激しすぎるくらいの格闘シーンがあるコントラストに満ちた映画です。
世界をかく乱させようと野望を持つ支配者を、倒そうとする正義の味方キングスマンという構図は、対立軸も分かりやすく今後の続編を期待させる痛快なスパイ物語といえる内容だと感じます。
ストーリーが分かりやすいスパイアクション映画で、ノリがアメコミ作品みたいでしたね。主人公にとって、それなりにハードな展開が待ち受けてはいるのですが、話がテンポ良く進んでいき、最終的にはハッピーエンド的な終わり方になるので、あまりシリアスな雰囲気は感じませんでした。そして極秘に活動しているスパイ機関というワクワクする設定に合わせて、多分現実には存在しなさそうな奇天烈なスパイ道具が登場しますし、対立する人類大虐殺を企む富豪もSFじみた遠隔操作技術を使ってきますし、あまりリアリティは感じないのですが、見ていて楽しかったですね。アクションシーンもかなり派手で、とにかく映画鑑賞者に見て楽しんでもらうことを意図したような演出が繰り広げられます。あまり難しいことを考えず、頭を空っぽにしても楽しめる娯楽大作と言ってよいでしょう。
スパイアクション映画ですが、外国人が勘違いしたNINJA映画のような雰囲気で、スパイらしい潜入捜査や工作等はかなり少なく派手なアクションが終始繰り返されます。
スパイたちの人間離れしたアクションやキングスマンの秘密道具や秘密基地も「人知れず世界を救うヒーロー」という雰囲気が良く出ており、観ているだけでワクワクします。
ストーリーも主人公のエグジーが秘密の中立諜報機関・キングスマンにスカウトされ、困難を乗り越えながら世界を救うという王道の展開で非常に分かりやすいです。
007シリーズのようなスパイ映画のお約束もネタにしており、そうしたお約束もあるあるネタのように楽しめます。
また、悪役をサミュエル・L・ジャクソンが演じており、なかなかに悪くて厄介な人物になっているのが良いです。
あの「キックアス」で世界を熱狂させたマシュー・ヴォーン監督がおくるスパイ映画ということで期待度マックスで鑑賞しました。
この映画が公開された2015年には「007 スペクター」も公開されました。
どちらとも映画館で観ましたが、面白さの軍配は圧倒的に「キングスマン」!
コメディ部分も秀逸ですが、さすがにバイオレス描写も容赦はありません。
イギリスの諜報機関キングスマンに入社(?)した若き主人公エグジーの成長物語としても面白いです。
はじまりのエージェント選抜試験からして、めちゃくちゃでスリル抜群です。
可愛がっていた犬にそんなことするなんて…とショックを受けましたが、安心のオチがついていました。
また、この映画のもう一人の主役は コリン・ファース演じるベテランスパイ・ハリーです。
スーツ姿でスタイリッシュな戦闘を繰り広げる紳士に目が釘付けになるでしょう。
なんなら主人公よりも印象に残るくらいの存在感があります。
そして、この映画の最大のオススメポイントはラストシーンです。
何十回でも見たくなる捧腹絶倒のフィナーレですので、ネタバレを回避して鑑賞してくださいね。
この映画はスパイ映画ですが、007やミッションインポッシブルとはまた違い、結構ギャグが多かったり、非現実的なアクションシーンの多い作品です。ハリーという主人公の師匠的なポジションのキャラクターがいるのですが、普段は落ち着いている紳士だけど戦闘になると周りの人たちを皆殺しにする殺戮マシーンになるギャップがカッコ良かったです。スパイ映画と言えばスパイグッズなどのガジェットが出てくることで有名ですが、この作品でも他のスパイ映画では見たことがないような斬新なスパイグッズが出てきますのでそれを見ているだけでも楽しいです。ほとんど恋愛要素はいれず、主人公がスパイとして成長していく物語に集中しているところもこの作品の魅力だと思いました。
キングスマン、面白いですねぇ。ネタバレになるので詳しいことは控えますがこの手のスタイリッシュアクション映画で予想される展開をご破産にしているにも関わらずそれが破綻していなくてその出来事が起きてからもかなり面白い。どうせ〇〇なんでしょ、と思っている鑑賞者をいい意味で裏切ってくれます。え?え?と展開についていけずに混乱している自分がある意味気持ちいいです。007を始めとする名作のオマージュシーンも昔からの映画ファンには好印象かと思われます。007だけでなく随所にどこかで観た映画のシーンが散りばめられていて思わずニヤリとしてしまいます。その映画の元ネタも世界中に知れ渡っている名作ばかりなので、有名作しか観ていないという方でもOKだと思います。後半の盛り上がりどころのとんでも演出シーンのインパクトは最上級なのでそこも見どころです。
キングスマン:ゴールデン・サークル
キングスマンの魅力といえば、スパイの秘密道具や施設、英国紳士の立ち振る舞い、ポップなアクションシーンが挙げられる思います。
上品で紳士的できれいなスーツに身を包んだ英国紳士がどんどん敵を殺していく。それも音楽や独特のカメラワークで、コミカルに描いているのが今までのアクション映画にはなかった魅力だと思います。今作もガンガン死んでいきます。これほどまでにポップに人を殺していく映画はありません。
そしてとにかくマーリンがかっこいいです。かつての仲間の裏切りによってキングスマンはエグジーとマーリンだけとなってしまいます。キングスマンの一員となり、成長したエグジーも頼もしいのですが、マーリンが本当に良い仕事をします。見たらきっとマーリンのことが好きになると思います。
序盤から迫力のあるアクションシーンから始まりその時点で心をグッと掴まれました。そこで主人公が前作よりも成長しているところを見せたり、台詞がなくてもその時の状況が分かるような演出になっているのが見事だと思いました。スパイ映画だけど非現実的というのが前作の魅力でしたが、この作品にもその魅力が引き継がれています。例えば敵の片腕が機械になっていてそれをロケットパンチのように飛ばしてきたり、ロボット型の犬が襲ってきたりなどです。このようにある意味で漫画っぽい非現実的な要素をいれてくることで他のスパイ映画との差別化も出来ています。さらに今回は敵か味方か分からない勢力も途中で登場するので、ハラハラして面白かったです。
かっけー映画。アクション映画好きの方にはぜひおすすめです。もちろんスパイ映画好きの方にも。
何よりアクションシーンがかっこいいです。
この映画の魅力は、紳士的なセリフ回しによる静の要素と、スパイのスピード感あるアクションによる動の要素の組み合わせにあると思います。
また渋かっこいいエージェント・、ハリーと、彼に導かれ成長する青年エグジーとの絆もこの映画の魅力の一つです。
物語前半の世界観への引き込みから、後半のシリアスな展開まで、間延びもなくワクワク楽しめる構成になっています。
個人的にはラストシーンにしびれました。
おすすめ映画を紹介してと言われたら、間違いなくこの映画を紹介します。
楽しめる時間をお約束します。
前作『キングスマン』の続編。いきなり「キングスマン」の組織が壊滅しちゃいますが、難を逃れた主人公エグジーはアメリカの姉妹諜報組織「ステイツマン」の協力を得ることに成功。麻薬組織ゴールデンサークルに立ち向かう訳ですが、前作の敵が遠隔操作で人類大量虐殺を企む大富豪だったのに比べると、麻薬組織だとややスケールダウン感は否めませんでした。それでも軽やかな音楽にスタイリッシュなアクションは健在で、視覚的にはとても楽しめますね。ゲスト出演者みたいな感じで大物スターが少しだけ出てくるところも見どころですが、一番嬉しかったのは前作で死んだと思われていたハリーが生きていたことですね。エグジーとハリー、2人の師弟コンビが、このシリーズの軸と言えるでしょう。
イギリスのゼロゼロ7的な「スパイもの」です。わたくしの意見で申し訳ないのですが、主人公のエージェント役が「どこか普通のサラリーマン」にみえたのは私だけでしょうか。007的な派手な武器も使用しましせん。もつ武器は、なんと「傘」です。もちろん、傘を広げると「防御」に、そして中身は実は、実態は「ライフル」です。しかし、その様があまりにもオールド紳士ファッションであったこと、しかしながら、正義の信念を貫くあたりは、ギャップからくる面白さが」ありました。スタント十分、アクション十分、そして相棒役に若手を起用、教育する様はすがすがしくかんじられました。敵のシチュエーションは破天荒な設定でしたが、シナリオ自体わかりやすく、実におもしろかったです。
キングスマン2作目。今回も前作同様え?これやっちゃう?というような驚きの展開が序盤から目白押し。随分思い切りがいいです。前作に出てきた人達も続投しているので前作を観てからのほうがよさそうです。作品の雰囲気は前作同様のものでノンストップ、スタイリッシュアクションというようなワードが頭に浮かびます。前作が楽しめた人は文句なしにオススメできます。また、とある大物歌手が出演していて驚きました。顔見せ程度のカメオ出現とかではなく、結構出番がありますし、終盤に活躍の場も用意されていて最後はめちゃくちゃはっちゃけてました。明らかに優遇されていて制作スタッフのプッシュぶりが垣間見えます。その方のファンには嬉しいサプライズなんじゃないかと思いました。新作が楽しみなシリーズですね。
キングスマン:ファースト・エージェント
イギリスらしい映画でとても面白かったです。主人公ハリス・ディキンソン役のレイフ・ファインズは英国紳士らしいキャラクターがぴったりで、演技もとても上手だったと思います。007などでも出演していたから、スパイ組織のキャラクターとしては適役です。また、世界大戦を操る悪の教団と戦うというストーリー設定も、非常にミステリアスで古き良き映画の名残りがあったと思います。以前に比べるとだんだんスパイ映画が減ってきている昨今ですが、キングスマンのような映画はおじさん世代には非常に懐かしい映画で、最近のCGを駆使したヒーロー系の映画ではなく、良い意味で昔懐かしいレトロ系が好きな方にはオススメできる映画だと思いました。
キングスマン1、2の前日談を描くエピソード0的な作品でキングスマンがどうやって出来たのか、誕生の成り立ちを描いています。エンターテイメント作品として、イギリスらしいブラックさも交えたコメディ要素も強かったこれまでの作品に対して今作は父と子の絆や歴史背景などを全面に出した重厚なヒューマンドラマで、より格式高い作品に仕上がっています。主人公のオックスフォード公を演じた俳優レイフ・ファインズは日本ではハリー・ポッターの悪役ヴォルデモートのイメージが強いかと思いますがこれまでブロードウェイの舞台「ハムレット」でトニー賞を受賞したり、イギリス生粋の演技派俳優として知られています。今作での熱演も、重厚さとコミカルさのバランスが絶妙で彼でしか演じることが出来ないであろう魅力が詰まっていてとにかく圧巻です。
キングスマンは大好きなシリーズで、一作目から全て見ています。今作はエージェント誕生秘話を描いでおり、前作の主人公がでてないのは少し寂しかったです。
しかし前作同様アクションシーンは抜群に面白く、相変わらずグロテスクなシーンも健在です。よりシリアスな内容なので好き嫌いが分かれるかも知れませんが、私はとても楽しめました。もちろん英国紳士カッコよさとイギリス英語の格調高さも変わらず楽しめます。ロシア人の戦い方もエレガントで美しかった。
前作を見ていない人でも面白いと思いますが、第一次世界大戦の史実を詳しく知っていたらもっと楽しめたかなあと思いましたので、その辺をお勉強してからもう一度見たいと思っています。
過去2作の今までのキングスマンとは全くテイストが異なるが、間違いなくキングスマンの始まりと言える物語。全編を通してシリアスな雰囲気が漂い、スパイアクションはもちろんのことガッツリした戦争シーン、親子の絆などもあり一つの作品だけとは思えない色々な面を楽しめる重厚な作品となっている。また、現実の史実の裏にこんなことがあったのではと思わせる内容にもなっていて、そこもまた楽しめる一つとなっている。また、紳士という意味が前作までと今作では違った意味になっておりそういった部分は時代の違いも表しており、この時代の彼らが気付き上げてきたものが少しずつ身を結び、キングスマン1、2の時代に繋がって行ったのだと考えると感慨深いものがある。キングスマンのある名台詞「礼節が、人を、作る」の起源やキングスマンの礎とも言える勇敢さがどこからきたのかを見届けることができる感慨深さはひとしおである。
この映画は戦争ほど残酷なものはないという側面と、少し年老いたヒーローの苦闘しながらの戦いで、敵を打ち砕く素晴らしいアクションが見所です。愛する息子の死に一度は倒れたヒーローが、支えてくれる美しき教育係のおかげでまた復活します。そのシーンはとても胸を打ちます。この作品の悪のリーダーは、最後にはっきりとわかりますが、(ネタバレのためカット)の人間であることが分かった時には大変びっくりしました。この悪のリーダーが、20世紀の第一次世界大戦などの仕掛け人ということに、この映画のスケールの大きさを知りました。もちろんヒーローも歴史をささえる立場として戦うのですが、その卓越した行動力に脱帽です。そしてエンドロールでのレーニンとヒットラーの登場に、歴史のバランスというものを垣間見たような気がしました。
この作品はキングスマンシリーズの過去に迫る内容になっているので、最初にキングスマンの一作目と二作目を復習しておいた方が絶対に楽しめると思います。この作品の面白かったところは、見た目は普通の道具なのに実は中に武器が仕込んであったりするスパイガジェットがたくさん出てきたり、スタイリッシュな戦闘シーンが見られるところです。特に敵キャラクターであるラスプーチンがダンスと剣術を混ぜ合わせた独特な動きを見せてくれたのでとても印象に残っています。そしてキングスマンシリーズでお馴染みの「紳士」の要素を今回も入れてきているのが良かったです。派手なアクション映画とスパイ映画が好きな人にとってはたまらない作品だと思います。