ドラマ『埼玉のホスト』はどこで配信している？

人を信用しない優秀なコンサルタントの役どころが新しいなぁっと思ったコメディ要素満載なドラマでした。
主人公は荒牧ゆりかさんで、ラブストーリーももちろんありますが、青春ドラマ要素も強くって、幅広い年代で楽しめると思います。
埼玉県限定っていうのもなぜ？っと、掴みどころがない展開でよかったです。
ゆりかさんは友人にはしたくないけど、仕事では上司にしたいタイプです。
ホストクラブから依頼を受けてスカウト活動をし、ホストクラブの立て直しに奮闘するって内容ですが、No.1ホストをスカウトしたり、奥手な男の子を発見したりと、ホスト役のキャラにも注目してほしいです。
歌ったり、踊ったり、コールなど、盛り上がる要素目白押しでした。

タイトルに「埼玉の」とつけていることに意味があるんだろうと見始めたら、やっぱりそう来たかと納得した作品。今だけでもと現実を忘れて非現実的な世界を求める人、素敵な王子様にお姫様扱いされたい人、推しをNo.1にする為太客になる人、ホストクラブに通いたくなる理由も人それぞれということ。歌舞伎町にあるようなきらびやかで豪華なお店じゃないとホストクラブとは認めない！と思う人もいるだろうけれど、地域密着型でフラッと寄りたくなる「エーイチ」のようなホストクラブもありなんじゃ？と思いながら見進めていました。そんなゆるりと見ていた中で、1番反応したのは「関西出身者以外の関西弁極刑」という台詞。チェックしてる訳じゃないのに、微妙なイントネーションの違いを細胞が反応してしまうんよなぁと、大阪出身として激しく同意してしまいました。

埼玉にだって絶対にちゃんとしたホストはあるだろうに、もしかしたら「翔んで埼玉」みたいなノリを狙ったんだろうか?ってくらいに、埼玉をど田舎扱いしていて、なんだかなって感じだったけれど、ゆる～く見られて気がついたら最終回まで見ていたって感じのドラマでした。木村了さん以外は見たことがない人だらけだったので、ちょっと不安ではあったけれど、みんなわちゃわちゃしていて楽しそうだったし、こんなホストいたら面白いかもねって感じで、深夜ドラマとしてはふさわしいノリと雰囲気があったかな。ただキセキくんをあれだけ持ち上げるなら、ちゃんとイケメンを選んでほしい。ジャニーズでも別に構わないけれど、もっと説得力のあるイケメンがいただろうに、この子を売り出したかったんだろうな。

ぼんやり何も考えずに観られたドラマです。思ったよりもテンポが早いのと、たくさんの展開を詰め込んでるのが意外と良かったです。山本千尋さんは、凛としてカッコ良いのに声と笑顔が、可愛らしいというのはこれも意外性があって良いです。キセキくんや福本大晴さんもかわいいし、木村了さんは安定感がありました。そんなキャスト達の自然な感じの面白さが良い。エーイチスタッフ6人のバランスが素晴らしいし、ユリカさんもピッタリで良かったです。ギャグも結構楽しいから見ていて飽きずに楽しめました。こんなに周りと比べずに、自分の居場所があるというのが大事だと思いました。気持ちが温かくなる良いドラマでした。コメディが好きな人にオススメです。