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- 2023年2月3日に劇場公開。
- 監督
清水康彦
- 出演・キャスト
北村匠海、中川大志
松岡茉優、古川琴音
水橋研二、莉子、三河悠冴
MEGUMI、金子ノブアキ
忍成修吾、相田翔子
- 原作は橋爪駿輝による小説『スクロール』
映画『スクロール』はどこで見れるのか、主要なVODサービスの配信状況をまとめました。
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口コミ・感想
不思議な魅力を持つ若手俳優さんたちが集結しているような作品。メインの二人はもちろんですが、周りも素晴らしい存在感です。ストーリーに関しては、少しうまく入っていけない部分もありました。パワハラの内容とかもよくわからなかったのですが、後半になるとそれが良かった。よくわからないからこそ、深く共感できるんだなと感じました。いろいろ細かな部分を想像できるというのも、この作品の良さなのかなと思います。
内容は結構現実的かな。未来の見えない若者たちの、もがき苦しむというよりは、深い海の底に沈んでいくような重さを感じます。個人的には中川大志さんがすごく良かった。クズ男の役をうまく演じられる役者さんって、やっぱり演技力が高いと思います。
なかな見応えがありました。テーマが毎日が空虚で自分が社会から見放されたと思ったり、うまく生きられないと自分のことだけしか考えられないと気づき、出会った人によって、変わっていけば生きる意味になるということだと思いました。何者かになりたい人には刺さる内容だと思いました。映画では、そのきっかけになる友人の死というのが、実はただのきっかけだけで、その友人の僕とユウスケがそれぞれ自分のことばかりで、しだいにその死が空気にみたい感じになっていきます。映画の時間は、人生の通過点だけで、これからも続くというのは、とても好きです。松岡茉優さんが演じてる自分が空っぽな恋愛至上主義という女性は、見ごたえあって素晴らしかったです。
友人が自殺してしまったことをきっかけに主人公が自分自身について色々考えることになるのですが、そう簡単に答えが見つからないところが現実的で良かったです。毎日をなんとなく生きているからこそ、周りで大きな喪失が発生して、初めて人生について考える部分にも共感できました。この作品を見た自分も、自分の人生について振り返ったりしましたがどうせこの状態も長続きしないんだろうなと思ったりもしました。ちなみにこの映画はわりとセリフが少なめで、淡々と映像が流れてくる場面が多いです。おそらく登場人物の気持ちをあえて説明せず、観客に推測させるためなのかなと思いました。そんなセリフが少ない作品でも、ちょっとした表情などで北村匠海さんの演技力の高さが伝わってきました。
4⼈がメインみたいになっていて、W主演だから見応えたっぷりでした。個人的に、どっちの感性も好きです。三者三様っていうけど、あ〜こういうことを言うんだろうなぁと、思えるくらいに全く違った価値観がこの映画には詰まってます。特に、誰かのために生きているって、それはきれいごとに聞こえてしまったけど、生きている意味がわかんないって言われると確かにって共感したり、女性なら誰もが幸せにしてもらいたいって思う気持ちもあるし、いろんな気持ちがたくさん詰まっています。分かるって思う内容だったり、そういう人いるよねって他人事みたいな内容だったり、まさしくこの映画は今を生きてる若者には当てはまるし、ハマる内容だと思います。映像美がいい映画もある中で、この映画は人を見る映画になっているから、注目すべきは4人の表情になります。自分ならどのタイプに当てはまるんだろうって、リアルに考えさせられました。終わったあと、誰に当てはまるかを考えたくなります。
この作品は、抽象度が高いので、感性で見ていく映画だと思いました。僕、ユウスケ、菜穂、私の4人の存在が、社会に適応出来ない20代の若者達として描かれていますが、なぜか非常に重く感じるところもありました。壁にぶちあたって仕事辞めたり、自殺してしまったりと、社会の歪みの部分もあるが、むしろ人の心はどんどんとパワーがなくなっているような気がしました。中川大志のクズ男のリアル感が特に目立っていましたが、彼ははまり役かもしれません。また、北村匠海の「僕」についても、冴えない主人公を演じる彼の演技のうまさに脱帽です。松岡茉優については、いろんな映画を見てきましたが、色気や狂気を演じさせたらピカイチかもしれません。古川琴音は個性の塊です。いずれにしてもラストには彼らなりの本当の前向きの生き方が表現されていて、心が穏やかになりました。
どこにでもいそうなリアルな今を生きている青年の話で登場人物の心の揺れ方細部まで描写されている、見終わった後にいろいろ深く考えさせられる素敵なお話です。今まさに生きている人間と死んでしまった友人がいるという事実だけで、主人公の思考等が徐々に変わっていき、北川さんの演技力が凄くて圧倒されたのですが、セリフが無い瞬間でもその分表情や目だけで訴えかけて気持ちがこちらに伝わってくるという雰囲気が凄いと思いました。生と死をモチーフにしているだけあって虚無感や孤独さ、幸せになりたい願望がひしひしと感じられ、それでもその人なりに今を一生懸命一歩ずつ進んでいくという日常を上手く描いています。登場人物は自分よりも少し下の世代の年齢ではありますが共感できるところも沢山ありました。