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- 2005年10月~ フジテレビ系列「月9」枠で放送。
- 出演・キャスト
伊東美咲、森山未來
釈由美子、榮倉奈々
平岡祐太、濱田マリ
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口コミ・感想
子どもの頃から顔がかわいいけれど、お勉強はできなかった姉(伊東美咲)と神童と呼ばれるほど頭脳明晰で医師を目指し上京したけれど、弱気でコンプレックスを抱えた弟(森山未來)のハートウォーミングなストーリーです。姉と弟なので姉妹同士のようなドロドロした感じがなくて見やすい。キレイだけれど、高飛車じゃなくて気持ちの優しいヒロインが伊東美咲さんにぴったりでした。森山未來は安定の演技力で強い役だけでなくナイーブな感じの男子を好演しています。看護師役の榮倉奈々さんもとてもキュートでした。また釈由美子が伊東美咲とホステス同士でナンバーワンを競うのも面白かった。全体的に深刻なところがなくて軽いタッチで気軽に楽しめるホームドラマっぽい感じがありそうでなかなかないので良かったです。
このドラマの面白かったところは、ハイテンションすぎる姉とそれに振り回され続ける弟の構図がコメディチックに描かれていて、かなり笑えるシーンが多かったことです。姉を演じた伊東美咲さんのハイテンション演技は、電車男でおしとやかなエルメスを演じた人とは思えないほどのはっちゃけ具合でした。弟役の森山未來さんが振り回されてへとへとになってしまう感じの演技もかなり上手かったです。基本的にはこの姉弟が巻き起こすドタバタコメディをメインに物語が進むのですが、姉弟愛を感じさせて泣かせてくるようなシーンがあるのも、このドラマの魅力的なところです。それまでふざけているシーンが多い分、感動的なシーンでは余計にグッと来るような気がしました。
正反対な姉弟を描いた本作は、伊東美咲と森山未來という当時旬であった二人の共演が話題になった月9ドラマです。物語の展開に関しては、天真爛漫で時に突拍子も無い行動をする姉・寛子に弟・勇太郎が毎回振り回されるという展開になっていますが、その行動の裏にある寛子の優しさや家族愛を感じ、家族の絆が深まっていく姿を描いています。伊東美咲は「タイガー&ドラゴン」や「ランチの女王」でもそうですが、こういった一見何を考えているか分からない女性を演じるのがとても上手な女優さんだと思います。勇太郎を演じた森山未來は、今や演技派俳優として日本の映画界に無くてはならない存在になっていますが、今作の彼は今とはまた違う若さ溢れるフレッシュな魅力に溢れています。
宮崎出身の兄弟の話で、時々宮崎のグルメが登場するのが個人的に好きでした。例えば、宮崎のいも焼酎。当時、未成年でお酒に親しみがなかったけれど、いつもお姉さんが美味しそうに飲んでいて、どんな味がするのか?気になり、成人してから九州の居酒屋に行って飲んだりもしました。あともう一品気になったのがチキン南蛮。当時はチキン南蛮を知らなかったので、チキンとタルタルソースの組み合わせが気になって、すぐに食べに行きたいと思いました。でも、なかなかチキン南蛮を提供するお店が近くになく、自分で作って食べました。数々のドラマを見て、ドラマに出てくるご当地の食べものを実際食べたいと思った事がなかったので、ドラマで出てくる宮崎グルメのシーンはとても印象に残りました。
やっぱり伊東美咲さんって綺麗。最初に思うのがそこ!という人も多いハズ。伊東美咲さんファンなら絶対見るべきです。というか、ファンならすでに見ていると思うので、きれいなお姉さんが好き!という人なら必見のドラマだと思います。また、オモテウラが激しいけどどこか可愛らしさを感じさせてくれる女性を演じていた釈由美子さんもすごくステキでした。タレントさんとしてのイメージがこれまで強かったのですが、演技も魅力的であることを本作を通して知れたことも収穫でした。
ちなみに最後はみんなまとめてハッピー。フィクションの世界の話とは言え意外にその手の終わり方をするドラマは少ないので、見た後清々しい気持ちになれるところも個人的には良かったです。
伊東美咲さん主演のドラマでしたが、偏差値が低いけど天真爛漫なホステス役だったので魅力的でした。また釈由美子さんもホステス役で登場し、病院でナースもしているというなかなかパワフルな役だったので印象的でした。ヒロインの弟役を森山未來さんが演じており、賢いけどコンプレックスが多い神経質な感じがはまり役でした。性格の違う姉弟が同居することになるのですが、弟のことが可愛くて仕方がない感じが健気でした。弟の先輩役を高島政伸さんが演じておりうだつの上がらない医者役で最初はどうなるかと思いましたが、ヒロイン、寛子との関りで少しずつ変わっていく感じがして知識ばかりよりもやはりハートだなぁと思いました。主題歌は平井堅さんの「POP STAR」で軽快なのに染みる感じがドラマとマッチしていて良かったと思います。