※本ページの情報は2024年6月28日時点のものです。最新の配信状況は各VODサービスにてご確認ください。
- 原作は平尾アウリによる漫画『推しが武道館いってくれたら死ぬ』
- 2020年1月からテレビアニメ『推しが武道館いってくれたら死ぬ』がTBS系列で放送開始。
- 出演声優・キャスト
ファイルーズあい、立花日菜、本渡楓
長谷川育美、榎吉麻弥、石原夏織
和多田美咲、伊藤麻菜美、前野智昭 - 2022年10月から実写連続テレビドラマ『推しが武道館いってくれたら死ぬ』がABCテレビなどで放送開始。
- 出演・キャスト
松村沙友理、豊田裕大、ジャンボたかお(レインボー)
中村里帆、MOMO(@onefive)、KANO(@onefive)
SOYO(@onefive)、GUMI(@onefive)
伊礼姫奈、和田美羽 - 2023年5月12日に実写映画『劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ』が劇場公開。
アニメと実写作品『推しが武道館いってくれたら死ぬ』はどこで見れるのか、主要なVODサービスの配信状況をまとめました。
目次
U-NEXT(ユーネクスト)で配信中の作品
作品名 | 配信状況 |
推しが武道館いってくれたら死ぬ | ○ |
作品名 | 配信状況 |
推しが武道館いってくれたら死ぬ | ○ |
U-NEXTは初回31日間無料に加えて600円分のポイントも付いてくる!それを使って漫画やレンタル作品を実質無料で見ることも。
映画・ドラマの見放題。新作もレンタルで素早く配信。さらに180誌以上の雑誌も読み放題。
毎月1,200円分のポイントが付与されるので月額の実質価格はとってもお得!
※ポイントはレンタル作品や電子書籍などに使えます。
※1,500~1,800ポイントで映画館チケットへ交換可能!※対象映画館一覧はこちら ※利用する映画館で必要ポイントは変わります。
不足分をチャージ(1pt=1円)すれば現在上映中の作品もお得に見れる!初回特典の600ポイント+不足分ポイントチャージ。実質600円引きで映画館で見れる!
そしてU-NEXTはダブルスコアをつけて2018年2月の調査開始時よりずっと「見放題作品数No.1」!
さらに2023年7月にParavi(パラビ)と統合。TBSやテレビ東京の番組に強くなってますますパワーアップ!
本ページの情報は2024年6月28日時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
Hulu(フールー)で配信中の作品
作品名 | 配信状況 |
推しが武道館いってくれたら死ぬ | ○ |
作品名 | 配信状況 |
推しが武道館いってくれたら死ぬ | ○ |
作品名 | 配信状況 |
劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ | ○ |
日テレ系ドラマ、バラエティに強いのはHulu!
見逃し配信、Hulu独占ドラマ「Huluオリジナル」も注目。
配信本数14万本を突破!
視聴機器も多彩に用意。パソコンにスマホ(iPhone, Android)にタブレット(iPad)。Fire TV、AppleTVなど他にも多数対応。ゲーム機ならPS4にPS5。そしてHuluはなんとニンテンドースイッチでも見れる!
支払い方法はクレカにPayPay、LINE Pay、キャリア決済など様々な手段が用意されています。
Hulu公式ページはここから
※Huluに無料体験期間はありません。
Huluを始めるならディズニープラスとのセットプランもお勧め!
ディズニープラスはディズニー作品だけじゃない!ピクサー、マーベル、スター・ウォーズ、ナショナルジオグラフィック、スターなど多数の作品をラインナップ。Huluと相互に作品を補完しあって充実の動画生活を楽しめます。
ディズニープラスとHuluのセットプランは、スタンダードセットプランとプレミアムセットプランの2つからチョイス可能!
スタンダードセットプランは月額1490円でFullHD画質&2台同時視聴、プレミアムセットプランは月額1740円で4K動画&4台同時視聴を楽しめちゃう!
単体プランだとHulu月額1026円、ディズニープラス スタンダード月額990円、プレミアム月額1320円。これらを単純に足し算すると、スタンダードセットなら2016円、プレミアムセットなら2346円かかっちゃう計算に。でもセットプランならその差額がそれぞれ526円と606円もお得になるんです!
2つのサービスを一緒に契約して、お得に動画ライフを満喫しちゃいましょう!
Hulu Disney+ セットプラン
※Huluとディズニープラスのセットプランに無料期間はありません。
※また、ディズニープラス単体のサービスにも無料期間はありません。
dアニメストアで配信中の作品
作品名 | 配信状況 |
推しが武道館いってくれたら死ぬ | ○ |
アニメを見るならdアニメストア!
専門サービスだからこその圧倒的ラインナップで初回31日間無料で見れる!
ど定番のアニメ見放題サービスでありながらわずか月額550円(税込)!
お客様満足度 6年連続No.1(2017~2022年 オリコン顧客満足度® 調査 定額制動画配信 アニメ部門 第1位)
ドコモユーザー以外の方でも利用できます。
※ドコモの回線契約またはspモード契約がないお客さまが本サービスをご利⽤いただくためには「dアカウント」が必要です。spモード契約でのご利用とサービス内容やお支払い方法が異なる場合があります。
※初回31日間無料(31日経過後は自動継続となり、その月から月額料金全額がかかります。)
※契約日・解約日に関わらず、毎月1日〜末日までの1か月分の料金が発生します。別途通信料その他レンタル料金等サービスによっては別料金が発生します。
Amazon プライム・ビデオで配信中の作品
作品名 | 配信状況 |
推しが武道館いってくれたら死ぬ | オプションチャンネル |
作品名 | 配信状況 |
推しが武道館いってくれたら死ぬ<実写> | オプションチャンネル |
Amazonプライム会員ならたくさんの映画も見放題!
配達に便利なのはもちろん「Prime Reading(電子書籍の無料本)」「Prime Music(音楽の無料視聴)」「Amazon Photos(写真の無料アップロード)」などプライム会員ならではの特典が盛りだくさん!
初回30日間無料で試せる!
DMM TVで配信中の作品
作品名 | 配信状況 |
推しが武道館いってくれたら死ぬ | ○ |
2.5次元エンタメ作品ならDMM TVにお任せ!
アニメを始め漫画原作のドラマ、舞台、ミュージカル作品が大充実!
DMMプレミアム会員に登録すればDMM TVの沢山の対象作品が見放題。
わずが月額550円とコスパ抜群でどっぷり2.5次元に浸れちゃう。
初回30日間無料+ポイント550ptもらえる!
ポイントはDMM TV(単品購入)やDMMブックス、DMM GAMESなどDMMの各種サービスで利用できます。
スポーツ見放題のDAZNとセットプランもお勧め
DMMプレミアム(月額550円)、DAZNスタンダード(月額3,700円)
合計4,250円のところ月額3,480円+550pt最大3ヶ月分プレゼントでとってもお得。
DMM×DAZNホーダイはこちら
※DMM×DAZNホーダイに無料体験期間はありません
Leminoで配信中の作品
作品名 | 配信状況 |
推しが武道館いってくれたら死ぬ | ○ |
dTVがパワーアップしてLemino(レミノ)にリニューアル!
国内、海外の映画、ドラマ、アニメに加えて音楽ライブやLeminoオリジナル作品、人気の韓流ドラマなど豊富な作品がラインナップ。
初めてLeminoに登録する方は初月無料!
既にdアカウントをお持ちの方なら登録も楽ちんです。
※携帯電話会社がドコモ以外の方でも利用できます。
本作品の配信情報は2024年6月28日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況についてはLeminoのホームページもしくはアプリをご確認ください。
FODプレミアムで配信中の作品
作品名 | 配信状況 |
推しが武道館いってくれたら死ぬ | ○ |
作品名 | 配信状況 |
推しが武道館いってくれたら死ぬ | ○ |
フジテレビ系ドラマ、映画に強いのはFODプレミアム!8万本以上の動画を配信!フジテレビの人気ドラマやアニメ、映画、バラエティ。さらに人気の韓流ドラマや海外ドラマ。そしてここでしか見られないFODオリジナルドラマなど、多彩なコンテンツが楽しめます。
さらに200誌以上の雑誌も追加料金なしで読み放題。様々なジャンルの雑誌があるので、通勤中や休憩時間にも楽しめる!
視聴端末は、スマホ(iPhone、Android)、タブレット、パソコン(Windows、mac)、そしてFire TVやChromecastを使えば、大画面のテレビでも楽しめます!
FODプレミアム公式はここから
※FODプレミアムに無料期間はありません。
この記事は2024年6月28日時点の情報となります。配信が終了している可能性がございますので、FODオフィシャルサイトにて、必ず最新の情報をご確認ください。
Paraviで配信中の作品
Paraviは2023年7月にU-NEXTと統合しました。
作品の配信状況はU-NEXTを御覧ください。
TSUTAYA DISCAS(DVD宅配レンタル)
作品名 | 配信状況 |
「推しが武道館いってくれたら死ぬ」 | DVD |
作品名 | 配信状況 |
ドラマ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」 | DVD |
作品名 | 配信状況 |
「劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ」 | DVD |
DISCASは大手レンタルチェーン店ツタヤが運営する月額制のDVD宅配レンタルサービスです。「定額レンタル8ダブル」プランなら新作含む全ての作品を月8枚レンタルできる。
DVDだからこそ配信停止になった作品や、配信がされていない作品もDVDで見れる!
DVDは専用の往復封筒で郵便受けに届くので不在の心配も必要なし。平均1日~3日ほどでお届け。
返却は郵便ポストに入れるだけ。返送料金もかかりません。
まずは30日間無料体験!
DVD宅配レンタル(DISCAS)の無料体験はここから
※無料期間中は新作DVDのレンタルは出来ません
※無料お試し期間終了後、通常料金(無料お試し終了後の料金)で自動更新となります。
口コミ・感想
アニメ『推しが武道館いってくれたら死ぬ』
主人公のえりぴよが面白すぎます。推しアイドル・舞菜のために女性でありながらおしゃれは諦め給料をほぼ全て推しのために使うという徹底ぶりには頭が下がると同時に「そこまでやるか!」とツッコミを入れたくなるほどです。彼女の溢れんばかりの応援活動が逆に舞菜のファンがあまり増えていかないことにえりぴよ本人が気づいていないという設定もおかしいです。えりぴよの同志であり師匠的存在のくまささんは、 アイドルオタの鏡と言っていいほどの人物で、えりぴよが影響受けるのも頷けるし彼の良識ある応援ぶりは、日本中のオタたちが見習うべきなのかもしれません。 また、アイドルとファンの距離感や姿がリアルに描かれているので、これからアイドルオタになろうと思っている人には参考にもなるのではないでしょうか? アイドルよりもファンの方に焦点を当てた作品というだけでも珍しくて見る価値有りです。
えりぴよと舞菜の関係性が最高だし、それを取り巻く周りの人たちも魅力的で、本当に面白いアニメでした。えりぴよは舞菜を産みたかったって言ってるくらいに変人なのに、決してアイドルとファンの垣根は超えないオタクの鏡なのに対して、実は舞菜は言葉にしないだけで、本当はえりぴよと友達になりたかったり、天使とか言われて喜んだり、誕生日に遭遇できて運命感じてたり、実はどっちも愛が重たいのが面白い。さらにくまささんとか基くんも、オタク友達として面白いけれど、ファン心理を教えられたりするので、地下アイドルのオタクも大変だなって思います。個人的には眞妃とゆめ莉の関係性が好きなので、二人の信頼関係とか、明らかにメンバー以上の言動も良い。
主人公のえりぴよさんがとんでもない人です。
会社クビになって落ち込んでいるときに新人アイドルユニットのメンバー市井舞菜のステージで元気をもらってから舞菜一筋のベテランオタクになってしまいました。
アニメ最初のシーンで会社員のえりぴよさんが出てくるのですが、とてもまともな社会人女性でした。それが年中ジャージのアイドルオタクになってしまった。本人はとても幸せそうですが、過酷な人生をまっしぐらに突き進んでいます。いや突き破っていってしまってます。こういうアイドル系のアニメは普通アイドル目線で主人公もアイドルかマネージャーですが、この作品はガチのアイドルオタクが主役。それも闇が深い。給料全てをつぎ込む姿は狂信者のよう。推しの様子に一喜一憂するえりぴよさんはとても人間味があり、このアニメが好きな理由ともなっています。
確かにアイドルユニットChamJamも可愛いですが、本作品はえりぴよさんとその仲間たちの会話がとても楽しいです。
会社辞めたえりぴよさんですがたぶん元の職は事務員でしょう。しかし今は推しに貢ぐため、パート掛け持ちでハードすぎる。推しのために本当に命を削っている感じです。いや、某、現実のアイドルユニットのCD買いまくっている人がいるみたいですが、このアニメ、本当に現実なんでしょうか?えりぴよさん、そこまで働くと本当に死ぬし生活できなくなるからご自愛ください。
推しのイベントに並ぶえりぴよさんが幸せそうで見ていると、とても楽しい気分にはなります。推しがいる人ってこんなに幸せになれるのかなと思うアニメでした。VODで1話見たら止まらなくなり7話まで一気に見て、次の日には最終話まで見てしまいました。続きがとても気になります。続き、アニメにならないかな。
女性のアイドルグループの一人の舞奈をえりぴよという女の子が推して推して推しまくります!その姿は爽快そのもので見ると笑うのは必至で元気になります、推しを讃える語彙力も豊富な時とそうでない時の落差もあり感情豊かに展開していき楽しく見れます、えりぴよさんの声優はファイルーズあいさんでこの声が本当にしっくりきていて応援ボイスが聞いている側も元気にしてくれるようで癒されるのも最高です。アイドルを推すときの専門用語や立ち振る舞いも嫌味なく解説してくれるので難なく見続けられるのもいいところです、えりぴよさんを取り巻くファンの仲間たちも仲良く推していてそれもいい感じに楽しそうで見ている自分も自分だけの推しを見つけたくなるような元気をもらえるアニメです。
最近よく聞く「推し活」の魅力と大変さをこれでもかと教えてくれる作品でした。自分自身は特に推しているキャラも人もいませんが、十分楽しめたし、そういう存在ができたら人生キラキラしそうだけど同じくらい大変そうだということをしっかり教え込んでくれる作品でもありました。でもやっぱり、あそこまではまれる存在がいることは羨ましいなとも思いました。
また、作画、特に顔のデザインがひとつひとつすごく丁寧に描かれているので見ていて目が癒やされました。特に後半のダンスは作り手の気合いをすごく感じました。動きが滑らかで、思わずダンスシーンを見返してしまったほど。登場人物はみんなそれぞれに素敵だし、基本的にほんわかした気持ちで安心して見られる作品でした。
原作未読な上に放送時間が深夜帯だったこともあって「どんな作品かな?」くらいのテンションで視聴し始めたのですが、自分は学生時代のジャージでいいから、見た目にお金をかけるくらいならアルバイトで稼いだその全てを舞菜に捧げる!という、えりぴよさんの強い信念がしょっぱなから伝わってきて、ここまで好きになれるものがあるっていいなと、気がつけば毎話夢中になって観ていました。舞菜推しのえりぴよさんとれお推しのくまささんのマジトークも面白いのですが、空音推しでちょっとガチ恋気味な基くんも魅力的なキャラクターで欠かせない存在。ChamJamのライブ中に倒れたり、その変わらぬジャージスタイルと共に松葉杖をつきながらもライブ参戦は欠かさない、舞菜愛が他のChamJamファンからも一目置かれているえりぴよさんと照れ屋でちょっと控えめな舞菜との、お互いが意識しまくってぎこちなくなる感じも毎回恋に似たキュンキュンを味わえた作品でした。
実写映画『劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ』
原作は読んでおり、実写ドラマと映画版を続けて観ました。漫画の実写版はちょっと苦手意識がありましたが、この映画はかなり「当たり」でした!
特にえりぴよ役の松村沙友理さんは、ビジュアルも演技も漫画版から違和感がなくハマり役だったと思います。彼女の顔もキャラもアイドルと同じくらいかわいいし、サーモンピンクパンのくだりは「えりぴよ感」出ててすごくよかったです!原作ファンの方にもおすすめできる作品です。
ストーリーの一つの柱である、舞奈のアイドルとしての成長物語素晴らしかったです。誰かを応援する気持ちをする側とされる側の視点が丁寧に描かれていて、とても感動できるストーリーでした。
また、登場人物たちがみんな素敵な人たちなのも良いポイントです。これは原作からそうではありますが、安心して観ることができて、人にお勧めできる映画だと思います。推し活仲間との交流も面白いし、バイト先のパン屋の友達の優しくて素敵です。現実ではこんなに心の綺麗な人たちばかりではないとは思いますが、この映画を見た後は心が温かくなりました。メンバーたちはみんな頑張り屋で、ファンの皆さんも前向きで…観るとすごく元気をもらえる映画ですよ!
これまでもアニメ版やドラマ版が製作されてきた地下アイドルの中でも人気の出ないアイドルを全身全霊で応援するファンの主人公の姿を描いた作品で、劇場版はドラマ版の続きから始まる内容で、事前にドラマ版を視聴したほうがより入りやすいと思いました。所謂推し活、オタクに関してのイメージは人によって様々で、ネガティブなイメージにもなりやすいのですが(私自身アイドル方面ではないもののオタクなので多少申し訳ない感情に襲われたりもしますが・・・)本作は多少の美化はあるものの、アイドルも応援するオタクも互いに支えあってる姿が清々しく、実にさわやかな気分を感じられる作品になっていましたね。改めて本気でなにかに夢中になれる推し活が人生に潤いを与えるものだなぁっと感じさせましたね。
映画に出演しているレインボーのジャンボさんがYouTubeで話をしていたのがきっかけで興味がわいて観ました。推し活をしたこともなく、アイドルにハマった経験がない私でもとても楽しく観られる映画でした。原作が人気の漫画、テレビでも放送されている人気ぶりも納得。そちらも観てみたくなりました。伝説的なファンになる、主人公のえりぴよの推し活へのふりきりっぷりが気持ちが良い。ここまで何かに夢中になるって幸せだと思うし、とにかく楽しそう。ファンの仲間がいたりするのも良いなと思いました。アイドル側も、自分を応援してくれるファンの存在がどんなに背中を押しているのかが伝わってきました。普段から推し活に情熱をささげている人には、共感できる内容だろうとも思いました。ライブのシーンもなんだかテンションがあがってしまいます。
ドラマ化から劇場版になる作品は、インパクト第一でストーリーは大味になってしまう印象が強くて、ドラマが好きだったからこそその反動が押し寄せないかと不安を抱いていたのですが、そんな思いをビュンビュンに吹き飛ばしてくれた、推しと推し活をする人への愛とリスペクトがめいいっぱいに詰め込まれていた良作で、感動させる方向で裏切ってくるとはさすがは推し武道だよと涙。ジャージ姿の松村沙友理さんはまるっとえりぴよさんだし、メンバー色のサーモンピンクをパンとして発売しちゃう舞菜没入度100%なところも、自分では無意識なうちにちょっとした有名人になっているところも相変わらずのえりぴよさんで、そんなえりぴよさんに全力で推される舞菜の精神的成長にジワリました。
アイドルオタクを経験した自分としては、同じくアイドルにハマりだした主人公の行動や言動にかなり共感できるものがありました。しかも主人公が好きになったアイドルはかなりマイナーで接触もしやすいということで、なおさら好きになるだろうなと思いました。この作品はアイドルとアイドルオタクの物語ではありますが、好きなものが人生にあることは素晴らしいという普遍的なテーマを描いています。だからこそ、アイドルに興味がない人であっても、この物語に共感し、泣けると思います。オタクは熱が入りすぎてついつい過激になってしまう中で、主人公はちゃんと推しと適度な距離をはかっています。その節度があるからこそ、見ている側も安心していられるのが良かったです。