ドラマ『魔女裁判』はどこで配信している？無料で見るには？

魔女と呼ばれた女の裁判を裁判員に選ばれた一般人たちが裁くという、当時始まった裁判員制度を題材にした興味深いドラマだなと思いました。生田斗真をはじめとした、豪華な出演者たちが裁判員となり、人を裁くとはどういうことなのかと全身全力で演じている作品だと思いました。主題歌の福山雅治の「化身」もドラマのテーマにぴったりで、回を追うごとに謎が深まっていく魔女と、魔女に翻弄され続ける裁判員たちがとても印象深い作品です。魔女は本当に「魔女」なのか、それとも単なる不幸が重なった事件なのかというところと、彼女が時折みせる微笑は何を意味しているのかというところが謎だらけで作品のワールドに入り込んでしまいました。これまでなかった斬新なテーマの作品でおすすめです。

この作品は、まず「魔女裁判」というタイトルに惹かれて、私は観ました。観てみると、やはり、タイトル通り内容もミステリアスなものに、なっていてとても面白かったです。また、個人的に石田ゆり子さんが演じる柏木鏡子は、すごくハマり役だったと思います。こんなに美しい容疑者がいたら、魔女と言われても納得してしまいますし、柏木鏡子の出す雰囲気が、魅惑的でした。また、舞台が裁判員裁判という難しいものではありましたが、この作品を観て裁判員裁判というものが、どのようなものなのかも、学ばせてもらえた気がしています。柏木鏡子は、本当に犯人なのかと考えさせられましたし、真相が少しずつ見えてくるところが、とても良かったです。

今でもなかなか機会がないと知ることのできない、裁判員裁判をテーマにした内容です。
今では落ち着いた印象の生田斗真さんもまだ20代前半の役で、夢を追いかけるフリーター。
自分もそうでしたが、ドラマを観る同年代にとって親近感が大きかったと思います。
また、加藤あいさん、比嘉愛美さん、忽那汐里さんなどの女優さんの演技も引き込まれるものがありました。

性別、職業、年齢などバックボーンの違う人たちが集まれば考え方はそれぞれです。
その中でも、誰が何を信じて、誰が何を守りたくて、そういった一人一人の気持ちが強く出ている作品かと思います。
ネタバレになってしまわない程度に、主人公とその彼女の関係性の変化。
身の回りで起こってしまう事故、「悪役はこの人」と決めつけて見るほど単純ではない心理合戦が見ていてドキドキする作品です。
福山雅治さんの歌う主題歌も怪しげな魔女のイメージをさらに植え付けるような印象深い曲です。

裁判員裁判という経験した者にしかわからない苦悩や、若さ、保身、欲望、など人間のいろんな感情を垣間見つつも、
主人公の信じる正義を貫く姿をドラマで是非見ていただきたい作品です。