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原作・東野圭吾、主演・福山雅治の大人気 ガリレオ シリーズ。
テレビドラマ意外に多数の映画、スピンオフが展開されました。
そんなガリレオ シリーズをイッキ見できる映像配信サービス(VOD)を調査しました!
目次
ガリレオ シリーズ一覧
ガリレオ シーズン1(2007年10月)
ガリレオ シーズン2(2013年4月)
容疑者Xの献身(2008年10月)
真夏の方程式(2013年6月)
ユンゲル(2008年1月)
タガーリン(2013年4月)
シーズンごとに分けると
ガリレオ シーズン1(2007年10月)
ガリレオΦ(エピソード・ゼロ)(2008年10月)
容疑者Xの献身(2008年10月)
ユンゲル(2008年1月)
ガリレオ シーズン2(2013年4月)
真夏の方程式(2013年6月)
タガーリン(2013年4月)
劇場版第3弾
2022年9月16日に劇場版第3弾『沈黙のパレード』が公開。
また、映画公開翌日の9月17日21時から完全新作テレビスペシャルドラマ『ガリレオ 禁断の魔術』がフジテレビ系列で放送。
- 監督
西谷弘(「容疑者 x の献身」「真夏の方程式」) - 出演・キャスト
福山雅治、柴咲コウ、北村一輝
Hulu(フールー)で配信中の作品
配信はしていませんでした。
Amazon プライム・ビデオで配信中の作品
作品名 | 配信状況 |
ガリレオ(2007) | オプションチャンネル |
ガリレオΦ | オプションチャンネル |
容疑者Xの献身 | レンタル |
ユンゲル | オプションチャンネル |
作品名 | 配信状況 |
ガリレオ2 | オプションチャンネル |
真夏の方程式 | レンタル |
タガーリン | オプションチャンネル |
作品名 | 配信状況 |
沈黙のパレード | ○ |
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Leminoで配信中の作品
作品名 | 配信状況 |
容疑者Xの献身 | ○ |
作品名 | 配信状況 |
真夏の方程式 | ○ |
作品名 | 配信状況 |
沈黙のパレード | レンタル |
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本作品の配信情報は2024年7月3日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況についてはLeminoのホームページもしくはアプリをご確認ください。
FODプレミアムで配信中の作品
作品名 | 配信状況 |
ガリレオ(2007) | ○ |
ガリレオΦ | ○ |
容疑者Xの献身 | ○ |
ユンゲル | ○ |
作品名 | 配信状況 |
ガリレオ | ○ |
真夏の方程式 | ○ |
タガーリン | ○ |
作品名 | 配信状況 |
ガリレオ 沈黙のパレード | レンタル |
作品名 | 配信状況 |
ガリレオ 禁断の魔術 | ○ |
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この記事は2024年7月3日時点の情報となります。配信が終了している可能性がございますので、FODオフィシャルサイトにて、必ず最新の情報をご確認ください。
TSUTAYA DISCAS(DVD宅配レンタル)
作品名 | 配信状況 |
ガリレオ | DVD |
ガリレオφ(エピソードゼロ) | DVD |
容疑者Xの献身 | DVD |
作品名 | 配信状況 |
ガリレオ2 | DVD |
ガリレオXXダブルエックス 内海薫最後の事件 愚弄ぶ | DVD |
真夏の方程式 | DVD |
作品名 | 配信状況 |
沈黙のパレード | DVD |
作品名 | 配信状況 |
ガリレオ 禁断の魔術 | DVD |
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口コミ・感想
【テレビドラマ】ガリレオ シーズン1
東野圭吾×福山雅治×柴咲コウという夢のトライアングルです。この三者の歯車がガッチリハマって笑いとシリアスをバランスよく共存させています。特に湯川と内海の掛け合いは毎回名物となっています。柴咲さんが福山さんの物真似をするシーンもあり、そのクオリティの高さとコミカルさがとても笑えました。物語は1話完結で進められていき、唐沢寿明さんや香取慎吾さんなど豪華で実力のあるゲストは名を連ねています。第1話の「燃える」は冒頭から視聴者をガリレオワールドに引き込んでくれます。不良グループの1人の頭が急に燃え出すので、この謎をガリレオ先生が科学の力で解いていく様は格好いいです。VSという福山さん作曲のテーマソングを聴くのも楽しみな作品です。
なんと言っても、湯川先生が最高にかっこよかったです。すこぶる変人気質なのは確かではあるけれど、演じているのが福山雅治さんだから一見マイナス的な評価に値する変人気質が逆に魅力要素になっていて、とても惹かれました。そして、内海刑事とのなんとも言えない距離感にはたまらなくドキドキさせられました。仕事をする上でのパートナー以上の空気感はあるけれど、恋人同士のような親密さとまではいかない、若干もどかしさを覚える程度の感じが好きでしかなかったです。最初はお互いに相容れないといった雰囲気で壁を作っているような他人行儀そのものだったのに、最終回に近づいていくにつれてお互いの性格的なことを少しづつ理解していっているのがしっかりと窺えるのが個人的にはグッときました。
初めてガリレオを見た時、衝撃を受けました。
魔法としか思えないようなトリックが物理の法則で全て解明できるなんて!と驚いたものです。
事件に出てくるトリックは全てオカルトじみた現象なんですが、一つ一つ解明していくと物理に疎い私でも「なるほど」と納得できるところがありました。
柴咲コウさんと福山雅治さんの美男美女コンビの絶妙なやりとりも印象的でしたね。
お互いのことを意識しているのは間違いなさそうなのですが、最後の最後でお互い意地を張ってしまうんですよね。
でもまぁ、そんなところが良いんですが。
ガリレオの決め口癖「実におもしろい」は原作を読むとほとんど出てこないので「ドラマ用に演出されたんだな」なんてちょっと残念でしたが、そこを除いても間違いなく私の記憶に残るドラマベスト3に入りますし、今でも再放送をしていたらトリックや犯人が分かっているのに必ず見てしまいます。
物理学者湯川を演じる福山雅治と新米刑事薫を演じる柴崎コウの掛け合いが好きでした。湯川が「面白い」と反応しないと事件の科学的実験に取り掛からないので、薫が一生懸命湯川が振り向いてくれるよう話を展開していくところが視ていて楽しかったです。科学的な実験は毎回すごいなと思っていました。原作者や脚本家は毎回これを頭の中で検証しているのかと気になってしょうがなかったことを覚えています。万年助手の栗林を演じている渡辺いっけいがいいスパイスとなっていたと思います。湯川と柴咲のかけあいは楽しいものでしたが、男女の仲としてはちっとも進展しなかったですね。湯川が物理以外に興味がなかったせいだと思いますが、それがいかにも湯川らしく感じました。
科学を使ったトリックってのが新鮮とは言えないけれど、それがだいぶありえない話でおもしろかったです。そんなこと無理だろうと思うけど、湯川先生が仮説をたてて実験しているのがよかったし、湯川先生が言っているならありうるかもと思えました。キャラもよくて、実におもしろいと事件のトリックの解くのを楽しんじゃう湯川先生と、何が楽しいの?被害者がいるのよという人情派の刑事内海のコンビが凸凹でよかったです。また、助手の栗林がすごくいいキャラでかわいそうで、彼が出てくるのを待っている私がいました。事件で言うと、第1話が唐沢寿明がゲストだったし、一番あり得ない話でそこで視聴者の心をわしづかみにしたなって感じです。他の回も結構面白い人がゲストで出ていて、どの話もおもしろい、稀有なドラマでした。
福山雅治、柴咲コウ、渡辺いっけいの3人が同時に出演するシーンが特に大好きで、何となく渡辺いっけいが福山雅治と仲良くする柴咲コウに対して嫉妬心を抱いているような感情を剥き出しているのがかなり面白かったです。どんな難解な事件であっても科学を利用して解決に導いていく様子は、賢くなれば解決できることが世の中にあるのだと言われているような気がして勉強のやる気が出たことを思い出します。今は福山雅治と柴咲コウのコンビがまた復活してくれないかなと恋しく感じています。何度見ても面白く、どのシーンも釘付けになるような作品はこれ以外にないなと実感しています。ドラマ好きの人でまだ見たことがないという人がいれば絶対に一度でも見てみることをおすすめします。
普段はドラマを見ないのですが、東野圭吾さんの原作を読んでいて、好きな本だったのでドラマを見ました。
福山雅治さんが演じる湯川先生がとてもかっこよくて、エンディングのハモりの歌声とのギャップにメロメロでした。
原作は「探偵ガリレオ」というタイトルの短編集の形なのですが、1つずつの短編作品を1話ずつ丁寧にドラマにしてくれて、ストーリーももちろん最高にいいサイエンスミステリーで、原作ファンとしても嬉しかったです。
なにより、普通ドラマでは1話2話と表示されますが、「壊死る(くさる)」「転写る(うつる)」「離脱る(ぬける)」などの面白い読み方をする原作のタイトルを、ドラマでも毎回最初にルビつきで入れてくれていて、感動しました。
1話完結タイプのドラマなので毎回すっきりして終わることができるところが良かった。
天才科学者湯川が推理をはじめ数式をあらゆるところに書き始める時の音楽や映像などお決まりのパターンで毎回展開されるので、見ていてよしよしこれからと毎回テンポよく見ることができた。
また、天才科学者が対峙する犯人が使うトリックも、なるほどと思うような科学現象を中心にしたトリックなので、大人にとっても学びがあって面白いと感じることができる。
殺人事件がメインだが、天才科学者湯川と刑事内海の店舗の良い掛け合いや、助手役の渡辺いっけいのコミカルな演技のおかげか、シリアスな部分はあまり感じられずサクッと楽しめるところが良い。
各ストーリーごとに豪華な俳優が犯人や被害者、関係者役としてゲストで出演するので、毎回変化があって良かった。
湯川学教授がめちゃくちゃかっこよくて惚れ惚れしました。
この人の授業だったら例えどんなに難しくても絶対に寝ないで受けられると思いました。
最初は内海刑事とだいぶ距離感があったけれど、徐々にその距離が近づいていくのがよく分かってたまらなかったです。
二人の間にあるのは間違いなく信頼とかそういう確かなもので、こういう関係って本当にいいなと憧れを抱きました。
でも、ビジネスパートナーとしてだけじゃなくて、ほんのり恋愛っぽい雰囲気も見えるのが最高でした。
お互い口に出さなかったのが焦れったくて、でもそんな二人が良かったです。
湯川教授と内海刑事のやり取りも面白かったけれど、そこに栗林さんが加わるとより一層面白味が増してとても好きでした。
科学的な見方から推理するから、これまでのありきたりな刑事ドラマとは一味違うので斬新でした。物理や化学が苦手な私からすると毎回ためになるドラマでもありました。
ガリレオ役に福山雅治さんを起用したことが良かったとつくづく思いました。
表情もあまり変えることなくいつも何考えてるか分からないけど、内海のことをさりげなく気にかけてるところは、湯川先生なりの愛情表現でそこも好きでした。
相棒の刑事役の内海を演じた柴咲コウさんは変人ガリレオに振り回されながらも、その魅力に惹かれていくキャラクターを好演していたのも印象的でした。
もちろん、一つ一つの事件のトリックや動機も面白かったですが、グロいシーンもトラウマになりそうなシーンも割とそのまま放送していたのも今考えるとリアリティーがあって良かったです。
毎回出演する豪華なゲストも楽しみでした。
さすが月9ドラマなだけあり、脚本・役者陣ともに超豪華!まず、原作はあの東野圭吾さん。
工学部卒のご自身の知見を存分に活かしたガリレオシリーズは、ミステリーものとしてはもちろん、その大胆な科学トリックも醍醐味のひとつです。
シーズン第一話から、「え!?こんなトリックで火をつけられるの!?」と、度肝を抜かれます。
基本一話完結で、どのお話から視聴開始しても問題はないですが、出来ればこのシーズン1の第一話から是非観て見て欲しいです!また、シーズン1では、福山雅治さん演じる湯川博士と柴咲コウさん演じる内海刑事との、進展するのかしないのかもどかしい恋愛模様も見どころ。
クールでニヒルな湯川博士を演じる福山雅治さんが、よく似合うんです。
こんなかっこいい先生の講義なら、文系の私でも絶対出席してしまう…(笑)
【映画】容疑者Xの献身
【映画】容疑者Xの献身がガリレオシリーズの中で最も優秀で美しい作品だと確信しています。
主人公と容疑者も同じ天才ですが、主人公が若々しく、華やかで、女性にもて、自分のしたいことを何の不自由もなくやっているのに対し、容疑者はやりたくもない教師で、誰からも相手にされず、地味で性格も暗く将来に絶望しているところなど、光と影が十分に表され、物語を強く印象づけています。
そんな二人でも主人だけが持ち合わせていない純愛を容疑者がもっている、美しくも儚く悲しい人生を考えさせられます。
容疑者が最後の手紙を読み上げるとき、‘ただ救われた、あなたには何のことかはわからないと思いますが‘ときっと日本人の9割がなくしてしまった愛の形を表現するところは、心が凪のように静かに響いています。
【テレビドラマ】ガリレオ シーズン2
シーズン1に引き続き、解決困難な感じの奇想天外な事件を、福山雅治さん演じる変人科学者の湯川が科学の知識を駆使して解決していく感じが面白いです。
福山さんは、相変わらず濃いいキャラを全力で演じていて、取りつかれたように難解極まりない感じの数式を書きなぐるというシーンも勿論あるので、何度見ても面白いと思います。
科学のちょっとした知識も盛り込まれているのも興味深いです。
そして、前作では柴咲コウさんがヒロインでしたが、今作では吉高由里子さんに変わっているというのが、何よりも見所だという感じがします。
元気なキャラが印象的な吉高由里子さんのイメージそのままという感じの思い切りの良い演技を披露しているので、見ごたえがあると思います。
岸谷美砂さんの誰に対しても物怖じしない堂々とした、ちょっと生意気なところが凄く好きでした。
栗林さんとの会話がいちいち面白くて、それを楽しみに観ている自分がいました。
犬猿の仲と見せかけて相性抜群なんじゃないかなと思いました。
湯川学教授は相変わらずかっこよくて、それでいて変人で安心しました。
内海刑事のことをそれとなく気にしているのが窺えて良かったです。
最初は内海刑事のいないガリレオはガリレオじゃない!なんて意固地な気持ちがあったけれど、岸谷美砂さんの仕事に対して熱心で底抜けに明るいキャラクターを観ているうちにそんな気持ちも次第にほどけていきました。
元々、私は吉高由里子さんが大好きだったので案外簡単に受け入れられました。
トリックのレベルが高くて納得のいくストーリーですので、推理小説が好きな方々には楽しめるドラマだと思います。
犯人は事前にわかっているので、犯人探しが好きな人には向いていないです。
主人公たちが、どういったトリックを使って犯行に及んだのかを、暴いていくのが面白いです。
最初の5分くらいはお決まりのパターンですが、音楽の効果もあり、とてもテンションが上がりストーリーが急展開していきます。
主人公が福山雅治さんが演じていて、頭脳明晰で容姿端麗でとてもカッコイイです。
「全ての現象には必ず理由がある」というポリシーを持ち、決して曲げずに事件を解決へと導くのも、すごくカッコイイです。
「ありえない」という決め言葉には、大変はまりました。
このシーズンは、岸谷刑事(吉高さん)と、湯川教授(福山さん)のコンビによって捜査がすすめられました。前回の柴崎さんといいコンビだっただけに、どうなるか心配でしたが、息ビッタリでした。今回は殺人の仕掛けが凝っていた回が多かったと思います。しかも知り合いが多く、助教授の親友の奥さん役(深田恭子さん)と湯川先生のバトルも見ものでした。なんでも気になってしまう性格同士。練りにねった電気鉄棒の犯行はすごかったです。他にも色々ありましたが、ガリレオ2といえば、湯川の同級生の天海祐希の対決が一番引き込まれました。年月をかけてヒ素を入れ続けて、使わせないようにペットボトルの水を買う。夫の返事次第では殺すのをやめようとしたが、子供産めないから離婚すると一年前に言ったことは撤回せず。一年間我慢して一緒にいるのは辛かったでしょう。どんなに悔しかったのか。犯人に感情移入してしまいそうになりました。あまり気持ちを出さない湯川先生は悲しそうでした。
明るいキャラクターの吉高由里子が今回は福山雅治とタッグを組んでいて、柴咲コウの時とははまた違った新しい雰囲気漂う作品に仕上がっていました。吉高由里子はシリーズ2作目としてファンを悲しませない演技力を発揮してくれていてとても良かったです。そしてどの回もゲストが超豪華でしたが、今シリーズで最も印象的だったのは、やはり天海祐希が登場するストーリーです。事件について、ただ被害者と犯人がいるだけではなくその人間関係の背景が深くて考えさせられるものがありました。科学の力で解決できる事件を思いつく脚本家の凄さを今回も実感させてくれましたし、シリーズ1作目と変わらないクオリティーに仕上がっているのが感動でした。
シーズン2になっても相変わらずの変人気質が炸裂している湯川先生が本当に愛おしくてしょうがなかったです。誰の発言にも振り回されない、あくまで自分というものをちゃんと持っている感じが大好きでした。そして、シーズン2で何気に楽しみにしていたのが、栗林さんと美砂ちゃんのやり取りでした。顔を合わせれば、いつもいつも悪態をついてばかりなのに、それがどこからどう見ても「え、2人めちゃくちゃ息合ってるよね?」と思ってしまうくらい絶妙な掛け合いだったこともあって最高に面白くてクセになりました。正直なところ、最初は内海刑事のいないガリレオは寂しいなと思っていたけれど、新しく加わった美砂ちゃんの前向きな性格や誰に対しても物怖じすることのない肝が据わっているところに惹かれていくうちに寂しさはどこかに消えていきました。
福山雅治さんの相方が前作の柴咲コウさんから吉高由里子さんへチェンジすることに驚きました。しかし、相変わらずの掛け合いは健在で内海とは違う岸谷の空回りぶりと幼さがキュートでした。特に面白かったのは岸谷刑事が湯川先生から論破されるシーンで、何も言えなくなって子供みたいに泣く吉高さんの演技が絶妙でした。当然物語も前作同様に引き込まれる展開の連続で、初回には大沢たかおさんというビッグネームが登場した福山さんとの夢の共演です。前作と違った点は長編小説をドラマにしたということです。「聖女の救済」を連続ドラマに導入してくるとは思ってもいなかったので驚かされました。信じられないトリックと同時に犯人の殺人動機の切なさがたまりません。
東野圭吾さんの作品は単なるミステリー作品ではなく分かりやすさとそれに加えて魅力的なキャラクターが多く登場します。この作品以外にも読んでいる作品はたくさんありますがやっぱりその中でも特にこのガリレオという作品はとても特徴的なミステリーで事件事態もあり得ない超常現象をメインにしていることが多く読み手には少し難しいワードなど出てきますが何故か引き込まれていきます。
中でもおすすめの回が虚像の道化師 ガリレオ7の中の幻惑すです。ある宗教法人のクアイの会の教祖の連崎至光が気功によって同じ会の男を転落死させたことから事件が始まり湯川学がその謎を解明していきます。ミステリー解明が全てではなく湯川と連崎とのそれぞれの理論の会話も見所です。
ガリレオは1のときから科学と犯罪の融合がおもしろくて見てました。2になってもまだまだネタが尽きず面白いです。相棒も変わっちゃってどうかなと思ったけど、そんなに話の展開は変わってなくてよかったです。ちょっとオカルト話感が強かった気がするけど、オカルトと科学って親和性があると思います。栗林さんが変わってなかったからその功績が大きいかなと思います。ゲストも第1回目から大沢たかおだったし、最終回は天海祐希と大物ぞろいでした。大沢たかおさんはなんかうさんくさいし、天海祐希さんは言わずもがな、すてきな女性、役者さんです。うんうん、湯川先生にはこういう人と戦ってほしかったんだよとうれしくなりました。1もいいけど、2も忘れないでって思えるシリーズです。
【映画】真夏の方程式
ガリレオシリーズの中で私が一番好きな作品が「真夏の方程式」です。
シリーズを通して,ガリレオこと湯川先生は,冷たく見えるけれど実は人情に厚い人なんだなという印象を受けますが,本作は特にその側面を見れる作品だったと思います。
この作品の見所の一つは,舞台となっている街の美しさです。
都会の喧騒から離れて訪れたいリゾート地,という印象を画面越しに感じます。
物騒な殺人事件こそ起きますが,景色の綺麗さはシリーズ随一だと思います。
さらに私が好きなシーンは,事件解決後の湯川先生の言葉です。
ネタバレになってしまうので詳しく書くことは出来ませんが,彼なりに人のことを精一杯慮った重い言葉に心が揺さぶられました。
まだ本作を見たことがない人は,是非最後の彼のセリフで震えてほしいです。
【テレビスペシャルドラマ】ガリレオ 禁断の魔術
テレビや2時間スペシャル、映画などのガリレオシリーズとしては、湯川先生の感情(感情移入)がかなり見られた作品だったので、トリックも含めてそこに惹きつけられてしまいました。
「容疑者Xの献身」や「真夏の方程式」と毛色は似ているストーリーでしたが、まさか湯川先生があんなに大胆に動くなんて。
前2作での後悔が湯川先生を突き動かしているのでしょうね。
ラストはもっとドロドロするものかと思っていましたが、不運が重なった形の事故がきっかけで犯人が犯行に及んだのもあり、現実ってこういうことありそうだよね…誰もはっきりと悪い人はいないんだよな、と思わせられました。
物理や科学だけではなく、人間に興味をもち推理していく湯川先生が見たい方には、とくにおすすめです!
映画化に伴い、9年振りにドラマ版のガリレオシリーズが放送されるということでとても楽しみにしていました。ドラマの内容は原作でも人気の高い『禁断の魔術』。今までのドラマと映画を繋ぐ時間軸のお話です。キャストは主演の福山雅治さんはもちろん草薙刑事役の北村一輝さんが出演しています。また渡辺いっけいさんや澤部佑さんといったおなじみの方々も登場してとても懐かしい気持ちになりました。それだけでなくドラマ版のオリジナルキャストとして女性刑事役に新木優子さんが新しく出演されています。柴咲コウさん、吉高由里子さんが演じていたポジションですが、原作にないオリジナルの役なのでドラマの展開も少し原作と変わってきます。湯川先生と草薙刑事、湯川先生と教え子、いつものガリレオ節がありながらも色々な人の思いが交錯する重厚なドラマでした。
ガリレオシリーズは大好きでしたので単発とは言え再びまたガリレオが放送された事がとても嬉しかったですし、何年たっても湯川の偏屈で変わり者のキャラクターを見た時にはやはり湯川はこういうキャラクターじゃなくては、と以前と変わらぬ湯川出会った事が大変嬉しかったです。1番印象に残った湯川のセリフは「綺麗な女性と座っていると1時間が1分に感じる。つまり時間とは相対的なもの」で、思わず手を打ちながら本当にその通りだと画面に向かい叫んでしまいました。
もう1つ注目していたのが女性刑事役は誰になるのかと言う事でしたが、ガリレオシリーズに登場する刑事にはとてもふさわしい好奇心旺盛でいかにも気が強そうなキャラクターでしたので、この点でも違和感を覚える事なく見られた点は良かったです。演じていたのが新木優子さんと言うのは後から知ったのですが、とても驚きました。と言うのも新木さんは何度も見ているのにいつもとは違う雰囲気でしたので全く分からなかったからです。格好いい刑事役も似合うとわかったので今後もぜひ刑事役の彼女の姿を見てみたいと思いました。
絶対実写化してほしかった作品だったので嬉しかったです。禁断の魔術を見ていて感じたのはこれまでのテレビシリーズと演出を変えている点です。そのせいか新ガリレオが始まったという印象です。そして新バディの新木優子さんが美しくて福山さんと並んだ様子がとても素敵でした。物語はかなり重く、家族の敵を討つ為に犯罪者になろうとする教え子の為に湯川先生がとんでもない行動に出てしまいます。親友である草薙と対立するシーンはこれまでのガリレオではなかったので感情的な湯川先生に対し見ていてハラハラドキドキと心配になりました。湯川先生の助手である栗林さんも健在で冒頭での講義のシーンは笑えます。久しぶりのガリレオには挑戦という文字がマッチすると思います。
容疑者の世界で唯一の身内への想いと復讐心、湯川先生の学者として学生を正しい道へと導く責任感とプライドが絶妙な演技でドラマかされた良い作品です。
頭脳明晰な男による化学の犯罪への応用というシナリオは、現実社会でも大事件で問題になっていることに似ている。やはり心技体の心の部分が何事も重要であると気付かされる内容である。警察による必死の捜査と学者の推理、教え子への想いから解決策を模索する流れが描かれている。若手警察官の推理とベテラン警察官の推理と湯川先生の推理を比較して考えるのも楽しめました。
また小説を読んだことがあり、内容を知っていたがドラマでの描かれ方はそれはそれで楽しめた。あと小説と違う終わり方をしているので、そこも楽しみの一つかと思います。
最初、湯川は以前からの知り合いの古柴伸吾の事を、警察に自らしゃべらない所にマイペースさと慎重さを感じていました。若さでぐいぐい迫っていく牧村と、ちょっとおっとりとした感じの太田のコンビが、反対の性格の様だったのが、敵を相手に最後に同じ行動を取る所が面白かったです。その冷静な湯川が、刑事の草薙と伸吾の事をしゃべる時は冷静を欠いていたのが気にかかりました。その伸吾が亡くなってしまった姉の復讐を続けて行くのがどうなるのか、湯川はどう阻止しようとするのか注目していました。彼を止めるのはその装置を熟知している湯川しかいなくて、切羽詰まった伸吾にお父さんの過去を調べていて、冷静にきちんと伝えて行く所が素敵でした。
【映画】ガリレオ 沈黙のパレード
9年振りにガリレオの新作が公開されると聞き、予告編を見ながらずっと楽しみにしていました。映画化されるのは原作も読んで思いっきり引き込まれた『沈黙のパレード』ということで、より期待感は高まっていました。ガリレオのシーズン2では、福山雅治さん演じる湯川先生の相棒に当たる刑事役が柴咲コウさんから吉高由里子さんに変更になっていましたが、映画ではまた柴咲コウさんとのコンビが見れるというのもとてもうれしかったです。映画は原作を忠実に再現していながらも、作者の東野圭吾さんが感心するようなオリジナル要素もあり期待を裏切らない作品となっていました。特に見所でもあるパレードのシーンは、映画ならではの迫力がありました。最後にかかるKOH+の『ヒトツボシ』まで含めて悲しくも面白い映画だと思います。
ガリレオシリーズの中でも、今回の作品は科学的色彩が薄かったように感じます。その意味では主人公である湯川学の特性を活かし切れるとは言いがたい事件でしたね。その一方でいろんな人々の心情が色濃く反映された事件であるとも言えます。人間は感情の生きものだと改めて認識させられましたし、その意味では主人公にとって強敵とも言える事件だったと言えるでしょう。何しろ捜査側の主要人物である草薙俊平が、ともすれば容疑者と目される人々に味方しかねない心情的立ち位置にいる訳ですから。この辺りの、草薙の激しい葛藤については、演じ手の北村一輝さんが好演してくれていました。彼の秀逸な演技を見るためだけでも、時間を費やす価値のある作品です。
福山雅治と柴咲コウのコンビの復活が嬉しくて、映画館に飛び込みました。また、最近映画やドラマで大活躍の刑事役の北村一輝の存在感も、半端ないので十分に楽しめました。北村さんは悪役も良い役もなんでもこなせるのでめちゃくちゃ大好きです。この作品は犯人がよくわからないと言う意味で、モンスターに祭り上げられますが、それに対して知恵を絞って戦いを挑むところが、一番の見どころではないかと思います。ストーリーの展開もいろんな要素が組みあわさり、独特な化学反応を起こしますが、やはりかなり凝った作りであると私は思います。タイトルの「沈黙のパレード」にしては、かなり華やかになイメージもあり、逆に楽しさもあって救われます。いずれにしても、犯人を特定する面白さが爆発する最高の作品だと言えるでしょう。
ガリレオの映画版3弾目になります。容疑者Xの献身、真夏の方程式も観ていたから、迷わず観ました。期待を裏切らない面白かったです。最初の演出は、印象的で物語の導入部分としては、最高です。出演者の方々が素晴らしい演技なのも見どころあります。タイトルの沈黙がうまく鍵になっていて、誰が何に対しての沈黙かが観終わった後にも考え続けてしまいます。大切な人のためか、自分のために、沈黙するのかが人によって違ってくる。エンドロールで今までのドラマや映画のシーンが出てくるのを観てると、できればガリレオシリーズが、ずっと続くといいなと思いました。湯川、草薙、内海の3人が、再度観れる作品なので3人が好きな人には、オススメです。
今までのガリレオシリーズと比べると、サスペンス要素が薄くて人間ドラマの要素が濃くなっているような感じがしました。それによって登場人物に感情移入できるようになり、より感動できる作品として仕上がっていました。個人的にはガリレオシリーズでお馴染みの、数式や科学的な考察から事件を解決していく様子をもっと増やしても良いのでは無いかと思いました。ただあくまでもそれは細かい願望であって、トータルで考えると今作の満足感はかなり高いです。湯川先生も過去作品より人付き合いが上手になっているのが伝わってきたりなど、登場人物の成長が実感できるのもシリーズものならではの楽しみ方だと思います。罪を償うことはどういうことかなど、深いテーマも含んでいて見応えがありました。